2020年はフローレンス・ナイチンゲールの誕生200周年を記念した世界的なキャンペーンの年です。今回、看護学部長を含む9名の教員でロンドンを中心としたイギリス看護研修を実施しました。たくさんの収穫があり、あらためてナイチンゲールの偉大さに思いを馳せることができました。このブログでは、3回にわたりそのご報告をします。

テムズ川沿いにあるSt.Thomas’ Hospital（セント・トーマス病院）の隣にナイチンゲール博物館があります。ここには、ナイチンゲールの歴史とその思想性を思わせるものがぎっしり詰まっています。ナイチンゲールが看護師として進み始めたきっかけ、クリミア戦争での従軍看護師としての活動、戦争から帰国した後の看護教育への貢献などについて、館長からの説明を受けました。当時のユニフォーム、ランプ、薬剤、看護師名簿などの貴重な展示品とともに、丁寧な説明文が添えられていました。滞在時間がわずかだったのが、少し心残りでした。