看護学研究所の活動のご報告(12月の講演会)
20.01.14
卒業生の皆さま、新年おめでとうございます。きっと、病院や施設で勤務をされてお正月は患者さんや利用者さんのために過ごされたことでしょう。心から、敬意とエールを送ります。
看護学研究所は看護教育・研究の発展および地域貢献のための活動拠点としての役割を果たすことが目的です。ぜひ、看護学研究所を大いに活用してください。
今回は、昨年12月に行われた講演会についてご紹介します。講演会のテーマは「松戸でも受けられる最先端の外科医療 -腹腔鏡・ロボット手術の現状-」でした。講師は、新東京病院消化器外科の本田五郎先生。先生のご専門は、『肝臓・胆道・すい臓』です。腹腔鏡とロボット手術の違いを分かりやすく説明していただきました。ダビンチを用いたロボット手術が最先端といわれている中で「最新の手術がその人に一番適合しているとは限らない」と、内視鏡手術のメリットを説明され、その人に合った最新治療を選んでいるということでした。ロボット手術と比較し、臓器の奥の奥にある病巣を、腹腔鏡で的確に治療する様子をビデオを用いて説明くださりました。加えて、腹腔鏡の機材をご準備くださり、組織を切り取る熱鉗子を用いて模擬の肉片を切断したり、組織をつまむ鉗子を用いて糸をかける作業の訓練を体験しました。多くの後輩が、並んで体験していましたよ。
今年も看護学研究所は、臨床で働く看護職者に有益な講演会を企画していきます。卒業生のみなさまも、どうぞいらしてくださいね。