希望者全員が音楽教員へ ~音楽教員への道~
21.10.27
教員採用試験も終わりました。来年から教壇に立つことを希望している4年生は、音楽教員をめざして卒業論文など4年間の学習の仕上げに取り組んでいます。
本日は、受験生のみなさんに代わって、音楽教員になるにはどうしたらよいか、音楽学部長補佐 八木正一先生に聞いてみました。八木先生は音楽教育の専門です。
――すごくシンプルな質問ですが、どうすれば音楽の先生になれるのですか?
まず、音楽学部で用意されている先生になるための授業をしっかり受けましょう。そして、公立学校の先生をめざす人は、4年生の7月頃に各都道府県が行う教員採用試験を受けて合格しなければなりません。
――その試験って、難しいのですか?
先生になるための試験ですから、易しくはないですよ。学科試験、実技試験、面接試験など数多くの試験があります。1次試験、2次試験と2回試験があります。
でも、しっかり準備をすれば大丈夫です。大学では、試験のためのサポートもしっかりいているので安心です。また、教員採用試験を受ける学生さんたちが勉強会などで支え合って試験に望んでいるのも心強いですよ。
〔8月にオンラインで行われた教員採用試験の情報交換会より〕
――全員が採用試験に受かりますか?
難しい試験なので、残念ながら受からない場合もあります。年によって差がありますが、これまで70パーセントの現役4年生が合格した年もあります。
――合格できなかった人は先生になれないのですか?
いいえ、試験に合格できなくても、教員には臨時任用制度という制度があるので大丈夫です。この制度は、本採用の先生と同じような待遇(給料など)で教員として教壇に立つことができる制度です。希望する教育委員会に申請すれば、臨時任用の教員になれます。
教壇で教師としての腕を磨きながら、また次の年に教員採用試験にチャレンジすればいいのです。そこで合格すればその次の4月からは正採用です。
〔音楽教員として活躍する音楽学部の卒業生〕
――そうですか。ということは、先生になりたいという熱意を失わず、腕を磨きながらチャレンジすればいつかは先生になれるということですね。
そうです。4年生の時の採用試験に合格しなかった卒業生の場合、臨時任用の教員をしながら次の年に合格するという例が多いですね。もちろん、本採用までもう少し時間のかかった卒業生もいます。でも、音楽学部では、音楽教員になりたいと思ってがんばってきた人は、これまでに全員立派な先生になっています。
熱意さえ失わなければ、必ず先生になれるのです。
――ということみたいです。
どうですか。音楽の教員をめざして聖徳大学音楽学部で学びませんか。
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