甲斐栄次郎客員教授の声楽公開講座を行いました │ 音楽学部 │ 聖徳大学聖徳大学短期大学部

甲斐栄次郎客員教授の声楽公開講座を行いました

25.07.14

聖徳大学では7月21日（日）の10:30〜14:00にオープンキャンパスを開催いたします。

オープンキャンパスの事前予約は不要ですが、オンラインで登録しておくと当日の受付がスムーズです。詳細はこちらをクリック！

みなさん、こんにちは。
6月28日（土）14時から香順メディアホールにて、甲斐栄次郎客員教授の公開講座が行われ、学部生、大学院生が受講しました。ピアノは山口佳代先生です。

テーマは「ゆるぎない基礎力を身につける」。
受講生は、身体の中心から自然と湧き上がるエネルギーに集中しました。舞台も客席も一体となって、何かを感じ取ろうとする空気が流れました。原石が光る瞬間が見えるのは、嬉しいですね。

受講生が歌唱した曲です。

▪️W. A. Mozart 《Don Giovanni》Vedrai, carino
（歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より恋人よ、さあこの薬で）

▪️C. W. Gluck 《Orfeo ed Euridice》　Che farò senza Euridice
（歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりエウリディーチェを失って）

▪️G. Puccini 《Tosca》　Non la sospiri la nostra casetta
（歌劇「トスカ」より二人の愛の家）

受講生の感想を聞いてみましょう。

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Y.Aさん（プロ・アーティストメジャー１年）

この度は、大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
今回、初めて公開講座を受講し、緊張しながらの参加となりましたが、甲斐栄次郎先生が真摯に向き合ってくださり、徐々に感覚が掴めてきました。
「自分の息を信じる」という言葉がとても印象的で、自分の身体であるにもかかわらず、それを信じきれていなかったこと、また、身体との対話ができていなかったことに気付かされました。
日々の生活の中にも多くのヒントが隠れており、自ら壁を作る必要はないのだという学びも得ました。
これからは今回得た感覚を大切にし、身体と対話を重ねながら、より良い表現や成長につなげていきたいと思います。

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M.Yさん（プロ・アーティストメジャー２年）

直前に体調を崩してしまい、万全な状態でない中で臨みましたが、だからこそ学べたことがありました。
一度目に歌ったときは、身体が制限されているような感じがあり、やはり体調が悪いから仕方がないのかなと思いました。しかし、甲斐先生にアドバイスをいただく中で、身体のこわばりに気づくことができ、気がつくと自然に響く声が出ているのがわかりました。普段のレッスンではできていても、体調が良くないときにも同じことができるということが驚きでした。そして、今回の体調が良くない中でも歌えたという経験は、大きな自信になりました。
これからも、何か特別なことをやるのではなく、自分の身体という楽器を信じて、ただ自然の状態で歌うことを極めて行きたいです。
大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

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K.Sさん（大学院２年）

甲斐先生のレッスンでは、自分に足りない点を的確にご指摘いただき、自身が今解決すべき課題が明確になりました。
甲斐先生が模範で良いものと悪いものを歌い分けてくださり、その違いを私自身がどう感じるかを聞いてくださったことで、自身の歌とその課題を客観的に捉えることができました。ご指導いただいた練習法を実践し、学びを自身の音楽へと還元してまいります。

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公開講座を通して、一人一人が気づきを得て、前進するための課題を見つけました。
成長した歌を、また聴いてもらいたいですね！

ご来場いただきありがとうございました。