【授業紹介】「音楽キャリアデザインⅠ」②ゲストに木村元先生をお迎えしました
23.12.27
音楽学部の入試:いよいよ後期型入試がスタート!
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こんにちは。
1年生のスタートアップ科目「音楽キャリアデザインⅠ」を担当している山本まり子です。
「音楽キャリアデザインⅠ」は12月1日と8日に続き、12月15日に外部からゲスト講師をお迎えしての授業を行いました。その時の様子をご紹介します。
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【授業紹介】「音楽キャリアデザインⅠ」①学内の方々やキャリア支援課とコラボ(2023年12月25日)
この日は、書籍編集者で音楽書出版 株式会社アルテスパブリッシング 代表、木村元先生にお話ししていただきました。興味を持ってくれた上級学年の学生や大学院生も参加してくれました。
まずはご自身の自己紹介として、音楽との接点のお話からスタートです。
この日のテーマは「⾳楽が本になるとき」。これはご自身のご著書のタイトルでもあります。
「音楽のような本をつくりたい」というのが、アルテスパブリックという会社を興された時の木村先生の抱負でした。会社の経営者として、また編集者として、どのような姿勢で日々音楽書と向き合っておられるのか、お話ししてくださいました。
この後は、音楽を専門とする学生たち一人ひとりが、音楽を学ぶ意味を考え、自身と向き合える時間が続きました。
例えば、アルテスパブリッシングから出版された2冊の本に登場する音楽家、クレール・オペールとダニエル・バレンボイムは、それぞれ“自分は音楽をしているだけ“であるのに、それが社会を動かす原動力になりうるのはなぜか・・・
川端康成『雪国』冒頭の、あの有名な文言とその英訳を比較したとき、実は視点の転換が起こっているのだということ・・・
こうしたお話を通じて、あらためて大学で音楽を学ぶ意味について、学生たちに考えてもらう良い機会となりました。最後の質疑応答でも、積極的に発言をする学生たちがいて、私も頼もしく思いました。
また、終了後には学生たちからはこんな感想が聞こえてきました。
「私が音楽をしていくことで、何になるのか、何に役に立つのかと悩んでいましたが、先生の講義を聴いて、これでいいのだと思えました。とても楽しかったです。」
「木村先生なりの「生きる意味」への向き合い方が垣間見えたような気がしました。音楽の感動は1対1の対話から生まれるという話を「虫の視点」として説明してくださったのはとても分かりやすかったです。聴いてくれた人の孤独に光がさすような、現実を忘れてしまうような音楽をしたいと思いました。」
前週にキャリア支援課へ足を運んだように、現実を見つめて着実に歩を進めることと、今回のように自分の生き方を見つめ直すことの両輪をうまく回していくことで、4年間の学びが意味のあるものになっていくことでしょう。
木村元先生、貴重なお話をありがとうございました。
レポート:山本まり子(音楽学)
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