第18回聖徳オペラ公演「フィガロの結婚」レポート第1弾 │ 音楽学部 │ 聖徳大学聖徳大学短期大学部

第18回聖徳オペラ公演「フィガロの結婚」レポート第1弾

23.10.31

次回オープンキャンパス

11月18日(土)・19日(日) 10:30～15:00
「聖徳祭」併催です。
予約不要ですが、受験生応援サイトのご案内ページから事前登録していただくと、受付がスムーズです🎶

みなさん、こんにちは。

10月21日（土）15時から川並香順記念講堂で、聖徳オペラ公演「フィガロの結婚」が上演されました。

２時間程に凝縮されたハイライトではありましたが、４年ぶりに、オペラ本来の形である総合芸術（音楽、舞台、照明、衣装、メイク等）を、学生の皆さん、一般のお客様に観ていただくことができました。

舞台の上で、生き生きと演じる歌手たち。
オーケストラと呼応しながら、モーツァルトの軽快な音楽が会場を満たします。

イタリア語での上演でしたが、宮本益光客員准教授（伯爵役）のわかりやすく面白い日本語訳を字幕で見ることができ、客席から笑い声も聞こえました。

４月のオーディションで選ばれた大学院生、SOA研修員のソリスト達も、集中力を持って、舞台で軽やかに歌いました。

公演後に感じたことを聞いてみました。

Mさん（大学院２年）

素晴らしい共演者に囲まれてスザンナ役を歌うことができ、この機会に恵まれて幸せでした。支えてくださった先生方、合唱、学生スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
4月のオーディションでスザンナ役が決まってから、稽古が始まるまで着々と準備を進めていたつもりでしたが、実際に稽古が始まると、先生方の声と存在、パワーに圧倒され、思うように歌えなくなってしまいました。現役で、しかも第一線で歌っていらっしゃる先生方と歌うことは喜びだけでなく、厳しさもたくさん味わうことになりました。今できることをやるしかない、やろう！！と前向きになれたのは通し稽古直前でした。

スザンナの全ての音を母音で歌う。ただそれだけの確認をして通し稽古に挑むと、不思議と空間が広く見えるようになり、先生方の存在に圧倒されることなく、舞台に立てるようになりました。本番は今までにないくらい緊張して、今までに味わったことのない喜びを感じました。舞台の真ん中に立てるというのは、本当に幸せなことです。自分の努力にも誇りを持ちたいですし、またそれを支えてくださった全ての皆様に感謝しています。次のステップへと歩みを止めず、挑戦していきたいです。

K. Wさん（SOA研修員）

公演を終えて幸せな時間の終わりの寂しさを感じています。素晴らしい先生方の中で、私はケルビーノとして何が出来るだろうかと不安になる日々でしたが「不安になった時こそ自分の声を信じて自分の学んできたことを拠り所にしなさい」という先生の言葉を胸に稽古に励みました。様々な先生方から、歌に関して演技に関して様々なアプローチ方法をご指導を頂き、本当に恵まれた環境でケルビーノデビューを飾ることが出来ました。

決して1人では舞台に立つことは出来ません、この素晴らしい機会を与え導いて下さった先生方、舞台を創り上げてくださった学生スタッフの皆さん、携わってくださった全ての皆様に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。