林康子客員教授が公開講座に登場されました~声楽公開講座、3年ぶりに開催!~
22.07.13
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皆さん、こんにちは。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止していた声楽の公開講座を再開しました。
7月2日(土)、3年ぶりに開催された公開講座のトップを切って登場されたのは、客員教授の林康子先生です。
林先生は皆さんよくご存じのように、世界の歌劇場で多くのイタリア・オペラを歌われたプリマドンナです。
会場となった香順メディアホールの客席は、久々に林先生のご指導を聴講できる期待に満ち、講座が始まる前から一般のお客様と学生たちで熱気を帯びていました。
今回受講したのは高校3年生、学部4年生、大学院1年生の3名です。
まずは、ピアノの辻田祐希先生の演奏でそれぞれ受講生が歌唱する様子を、林先生が客席でお聴きになりました。
林先生からは、「みなさんとても新鮮な声と音楽で気持ちが良いですね。」とお話があり、緊張していた受講生たちは少し安心していました。
いよいよ本格的にレッスンが始まると、イタリア語の発音についてのご説明、呼吸する時の身体の使い方、高い響きに乗せて歌うことなどを次々と説明してくださり、どれも興味深くものでした。
また実際に林先生が歌って教えてくださるので、受講生たちも引き込まれて、思わず良い声で歌うことができていました。
受講した3人の感想です。
Hさん(高校3年生)
本当に参加して良かったです。林先生の声の出し方や歌い方を間近で体感し、良い声を出す感覚を掴むことが出来ました。また、聴いている人が表現の変化を楽しめるように、表情だけではなく、声も場面に合わせて変えている事に驚きました。林先生の近くにいると、歌うことが楽しくて仕方がない!という新鮮でエネルギッシュな気持ちを感じます。歌い手自身が楽しむことで、聴いてくださる多くの人を魅了できるのだと感じました。
まだまだ私には多くの課題があります。林先生のように、人の心を動かせるような歌声になれる日がいつか来ると信じて、これからも精進していきたいと思います。
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Oさん(学部4年生)
林先生の公開講座では、自身の悩んでいるところに稽古をつけて頂き本当に良い時間でした。身体の使い方がよく分からなくなっていたので、この公開講座を通してどのようにしたら良いか道筋が見えました。
このレッスンで学んだことを活かして今後も精進していきたいです。
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Mさん(大学院1年生)
この度は大変貴重な機会を与えて頂いたことに深く感謝いたします。歌を習い始めた頃、当時の歌の先生から、勉強のために与えられたのが林康子先生のCDでした。たくさん聴いてきた歌声を真横で聴き、その響きを体感できたことは、何よりも貴重な経験となりました。
先生のとても高い響きのお声に、私自身も引き上げられ、声が変化していくことに驚きの連続でした。レッスンでの感覚を忘れずに、今後も精進して参ります。
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講座後の受講生たちの笑顔も忘れられませんが、一般のお客様からの「この日をずっと待っていました!」「生の演奏に出会えて、うれしくて涙が出ました」というお声も心に残りました。
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今後、声楽公開講座は、伊原直子客員教授(9月24日土曜日)、宮本益光客員准教授(10月15日土曜日)、甲斐栄次郎客員教授(11月12日土曜日)と続きます(いずれも13時開始。要事前申込)。
新型コロナウィルスの感染状況により、ご案内に変更が出る場合もございますので、お越しの際は、音楽学部のホームページ等ご確認ください。