音楽学部 │ 聖徳大学

音楽とともに生きる「ティーチング・アーティスト」について学ぶ

18.12.24

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音楽学部1年生の「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」の授業では、12月5日(水)と12日(水)の2回にわたり、音楽とキャリア、そして「ティーチング・アーティスト」についての講座が行われました。その様子をレポートしましょう。

まず12月5日。国立音楽大学教授の久保田慶一先生がゲスト講師としてお話をされました。「音楽とキャリア―卒業後に音楽とどう向き合うべきか―」というテーマで、新しい視点や考え方がわかりやすく示されました。

久保田先生の著書『音楽とキャリア』を授業のテキストとして読み進めている学生たち。著者から直接話を聞ける良い機会となりました。

お話の流れは「ティーチング・アーティスト」の紹介へ。芸術家としても教育家としても活動するティーチング・アーティストの皆さんはどのような人たちなのでしょうか。実際の活動の様子をビデオで観てみました。

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2回目の12月12日は久保田先生に加え、実際にティーチング・アーティストとしての活動を展開されている3名の演奏家をゲストとしてお迎えして、ワークショップが行われました。草刈絵里子さん(歌手、ヴォーカルコーチ)、桃井千津子さん(作曲家)、吉野由香さん(フルート奏者)の3名です。

皆さんは、ティーチング・アーティストとして最近中学校で行った活動について、クイズ形式による問題を交えながら、楽しく、かつわかりやすく説明してくださいました。

中学生たちが行った手拍子や “エア・ピアノ” を学生たちも実体験。

そして、「こんな感じで演奏します」と再現する3人。

ティーチング・アーティストの活動のノウハウを、演奏家の3名が一方通行で伝えるのではなく、学生たちを巻き込んだワークショップ形式だったおかげで、学生のほうも自分の過去の経験に引き寄せて考えたり、今後の自分の姿に置き換えてイメージしたりしながら、しっかりと受けとめているようでした。

最後に学生たちから演奏してくださった皆さんへ向けて、積極的に質問が出されました。また様々な感想も寄せられました。

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「机上で勉強するだけでなく実際に体験できたので、すっと自分の中に入ってきました。」(Iさん)

「まさに将来やってみたい仕事でした!大変興味深かったです。」(Tさん)

「聴く側だけでなく、演奏する側も新しい発見を得られる仕事だと思いました。」(Hさん)

「新たな音楽の形を知ることができたように思います。」(Sさん)

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「今日の経験を、みなは今後どのように活かしていくことができるだろうか――。」

2週にわたって指導してくださった久保田慶一先生から学生たちに問いが投げかけられ、ティーチング・アーティストに関する授業が締めくくられました。

学生たちにとって、将来の自分のライフスタイルをイメージする良い契機になったことでしょう。

なお、ティーチング・アーティストについては、『ティーチング・アーティスト 音楽の世界に導く職業』という本が参考になります。

【関連記事】
「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」にゲスト講師~音楽教室の講師とは~(2018年12月6日)
授業紹介:「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」(1年生秋学期)(2018年11月5日)

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