「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」にゲスト講師と先輩:音楽教室の講師の仕事とは…
17.12.03
11月30日(木)、音楽とともに歩む生き方について考える、音楽学部1年生全員の必修授業「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」にゲストがお越しになりました。(株)河合楽器 東関東・埼玉支店 指導主事の鈴木美和先生と、卒業生でカワイ音楽教室の講師として活躍している村石絵里さんです。
聖徳大学音楽学部では、指定の科目を履修し、所定の成績を収めた全コースの学生に対し、本人が大学に申請することにより「カワイピアノグレード6級(演奏・指導)」を認定できる学内制度が整っています(コースによっては科目履修と成績により5級も認定可能)。1年生には入学時のオリエンテーションで説明がありますが、今回授業に先立ってあらためて確認が行われました。
さて、鈴木先生のお話のテーマは、「音楽(ピアノ) 【で】 教える仕事」。単に音楽の技術を教えるのではなく、音楽を通じて豊かな人格形成を目指すという音楽教室の考え方やご自身の経験談を、丁寧にお話しくださいました。学校の音楽教員も経験されただけあって、学生たちにも大変わかりやすく、説得力のあるものでした♪
カワイのシステム講師になるためのプロセスや契約のこと、幼児から大人の方まで様々なクラスがあり、音楽を通じて情操教育に貢献したり、音楽が大好きな気持ちや生きがいを生徒さんと共有したりできる魅力的な仕事であることを、たくさんの例を挙げて教えてくださいました。
カワイ音楽教室独自の教材については、現物を皆で見て実感しながら説明を伺いました。
一方、卒業生の村石さんは、「聖徳大学で学んだことすべてが、今の自分につながっている」と自信を持って後輩たちに説明。もともとは児童学部に入学した村石さん、学内の演奏会とそのためのレッスンを通じてピアノ演奏のとりこになったそうです。児童学部と音楽学部の先生方の連携で、音楽学部に移ってからもスムーズにレッスンが続けられ、しかも村石さんの良さを先生方が伸ばしてくださったとのこと。
カワイの講師になって、幼児のグループレッスンの担当に始まり、現在では約50名の個人レッスンを担当されています。研修制度が充実しているので、常にブラッシュアップしながら指導を続けているそうです。
最後の質疑応答の場面や、学生から先生方へのメッセージからも、この日のお話が学生たちの心にしみ込んだ様子が伝わってきます。
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「鈴木先生と村石先生のお話から、本当に音楽が好きなんだという様子が伝わり、圧倒されました。」(Mさん)
「仕事をする上で、大変なことや難しいことがあって当然だと思いますが、“やりがい”を感じながら仕事が出来るのはとても幸せなことだと思いました。」(Rさん)
「先生を目指して入学したので、今の生活をどのように考えて過ごして行けばいいのか、ヒントが見えました。」(Nさん)
「好きなことを好きでい続け、極めることのできる仕事だと思いました。ただ、音楽だけが相手なのではなく、人とのコミュニケーション力が求められるので、努力していきたいと思いました。」(Kさん)
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「音楽を大学まで続けていられることは本当に幸せなことです。親御さんはじめ、ご家族に感謝してくださいね。」と鈴木先生。好きな音楽を仕事にする生き方を、鈴木先生と村石さんが素敵なお話とともに身をもって示しくださいました。学生たちへの大きなエールを送ってくださったお二人。学生たちにその想いがしっかりと伝わったことでしょう。
【関連ページ】
授業紹介:「音楽と社会(音楽キャリア教育Ⅰ)」(1年生秋学期)(11月19日)
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