教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

教員紹介(8)知的障害と発達障害を脳科学の観点から教えています

25.08.05

みなさん、こんにちは!

今回は、医師であり、小児科学が専門の中舘尚也先生をご紹介します。

教育学科では、医学的な観点から、子どもの疾患や障害についても学びます。

先生のご専門について、詳しく聞いてみました!

Q.先生のご専門の研究はどのような内容ですか?

私は小児科医ですが、小児科は多くの専門領域に分かれます。その中で、血液悪性腫瘍の診療を専門としています。全国で毎年約2,000人見つかる子どもの白血病や小児がん、また、1,000人程度見つかる血小板減少症や50人程度しかみつからない血友病などの珍しい病気の診療と研究に携わっていました。

特別支援学校教諭の免許課程の授業の様子

Q.ご専門の研究をされるきっかけはどのようなことでしたか?

大学を卒業して2年目に、急性リンパ性白血病の女の子を主治医として担当しました。今では80%以上が治りますが、当時はこどもの白血病の治療は今と違い確立したものはなく、必死に勉強して最先端と思われた治療を行いました。しかし、残念ながら助けることは出来ませんでした。当時はやっと30%の患児が治る程度でした。これを契機に子どもの血液悪性腫瘍の治療研究を始めました。

特別支援学校教諭の免許課程の授業の様子

Q.ご担当されている授業は、どのような内容ですか?

小学生までの子どもが罹りやすい感染症などの病気やワクチンなどの予防対策、食物アレルギー、子どもの事故とその対策、小児虐待などを、小児保健として学部学生にわかりやすく教えています。

最近は、医療的ケア児の授業も始めました。大学院の授業も担当し、その中では知的障害と発達障害(神経発達症)を脳科学の観点から教えています。

(高校生向け体験授業「脳の働きからみた自閉症」講義の様子)

Q.学校教育を学びたい、先生になりたいという方へ伝えたいことはありますか?

教育(education)の語源は、ラテン語の「引き出す」(エデューケレ)と「養い育てる」(エデュカーレ)とされています。一人ひとりの子どもが持っている資質や力、才能を引き出し、子どもたちの成長を支え、未来を拓く重要な役割を担うように育てていくことが、教育です。

先生になることは、単なる職業選択ではなく、教育に対する強い情熱と、子どもたちへの深い愛情を持って一人ひとりに寄り添う姿勢が求められます。

中舘先生、ありがとうございました!

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