教育学科の海外研修紹介Ⅱ:韓国研修②
25.12.26

みなさん、こんにちは!今回は、韓国研修の第二弾をお送りします。第一弾はこちら!


韓国研修では大学、幼稚園、保育園、小学校を訪問しましたが、訪問先では必ず歓迎のメッセージが書いてあり、安心して交流することができました。女子大からの訪問ということで、ピンクのプラカードや園児たちの絵は、とても感動するものでした。
小学校訪問では1年生の学びや環境整備、英語の授業が印象的でした。


左上の写真は、「一日」という教科書で、一般的な小学校の教科と異なる教科で使われます。安全面の配慮から、子どもがケガをしないように角が丸くなっています。教科書には、単元に合わせた製作キットが付いています。「自分の一日」「動植物の一日」など、生き物のさまざまな「一日」をテーマに、学びが繰り広げられます。
さらに、遊びを通した学びの継続として、カタツムリを製作した後、自由にカタツムリが進む道を作り、友達の作品と繋げ合わせる活動が展開されます。遊びながら、カタツムリの生活(一日)を振り返り、生態を知ることに繋がります。

上の写真は、幼小連携を意識した学びの場の様子です。1年生の教室は、上履きを脱いで生活(床はオンドルになっており、幼稚園の保育室を連想するような空間もあります。

4年生の英語教育は、ICT教育を取り入れた楽しい授業で、遊びを通した学びの発展が見られました。
英語は単なる外国語ではなく、コミュニケーションの手段の一つとして、遊びながら自然に身に付けていく授業で、kahootを活用し、単元ごとにゲーム感覚で協力しながら島を成長させていく様子では、子ども達が楽しみながら積極的に学び、集中力も高いと感じました。

左上の写真は、いつでも形を変えて話し合いができる机です。右上の写真は、STEM教育の一つで、ドローンサッカーです。

各階の角には子ども達が自由に使えるスペースが確保されています(学年ごとに異なる豊かなデザインです)。

各階には学年ごとの教材研究室が設けられています。毎日、教員同士が単元に応じた学びの進め方や、子ども用のまとめシートの作成について話し合います。話し合いの内容は全てオンライン上で記録され、教員間の資料として活用されます。

大邱大学師範大学校の学生達が、今回の交流会の内容をすべて企画し何度もリハーサルをして準備してくれました。先生を目指す学生同士なので、ディスカッションも白熱し、互いにグローバルな視点をもつ機会となりました。グループごとのディスカッションテーマ(一部)は、アナログ教育VSデジタル教育、愛を教えるVS教科を教える、一日中泣く子の対応VS一日中走り回る子の対応などがあり、これらを議題にして韓国語、日本語、英語で話し合いました。


帰国する前日の夜は、韓定食のお店で食事。帰国する朝には、築100年の家の韓国スタイルのスターバックスで朝食取るなど、充実した韓国研修でした。




















