教員紹介（９）ほかの仕事にはない教師の魅力とは
25.09.24
みなさん、こんにちは！今回は、教育学科の河村久先生をご紹介します。
河村先生は、学校現場の経験が豊富であるのみならず、熱心に研究活動もなされ、学校教育を熟知された先生です。
さらに、2023年には、内閣府による令和４年度障害者関係功労者表彰のうち、内閣総理大臣表彰を受賞されています。インクルーシブ教育の推進についての実績、そして、聖徳大学において特別支援教育の担い手を育成してきたことの実績が評価されました。
そんな河村先生の経歴や担当授業、そして教員を目指す皆さんへのメッセージをお尋ねしました。
Q. 河村先生は、聖徳大学に着任される前には、どのようなお仕事をされていましたか？
私が聖徳大学に着任したのは2008年4月のことです。その前は東京都渋谷区の小学校長をしていました。
2006年1月からは中央教育審議会専門委員として小学校及び特別支援学校学習指導要領の改訂に参画していました。
ちょうど特殊教育から特別支援教育への転換点に当たり、新たな制度のもとでの教育課程編成の在り方について提言する仕事に従事したわけです。
2007年度には全国特殊学級設置学校長協会(現全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会)会長に就任し、全国の小・中学校における特別支援教育の推進に尽力しました。
Q. 先生のご専門分野について教えてください。
特別支援教育（知的障害教育、肢体不自由教育、発達障害教育）です。
各障害に対応した教育課程編成、指導法等が主たる専門分野です。
Q. ご担当されている授業は、どのような内容ですか？
学部では「知的障害者の教育」が専門分野では主な授業です。
知的障害のある子供たちの学習上の特性を踏まえ、自立と社会参加を目指した教育指導はどうあったらよいのか、基礎的な知識も含めて学び考える授業です。
Q. 学校教育を学びたい、先生になりたいという方へ伝えたいことはありますか？
教育にかかわる仕事はいろいろありますが、子供の成長・発達に直接かかわり、主導できる仕事というのは、ほかの仕事にはない教師の魅力です。
知恵を絞り手塩をかけた子供が育っていく姿をみるとき、無上の喜びを得ることができます。
河村先生、ありがとうございました！
今回、卒業研究の中間発表会にお邪魔しましたが、河村先生のゼミ生の皆さんが、立派な発表をされており、先生のご指導とお人柄に信頼を寄せている様子がうかがえました。
発表を終えて、リラックスした雰囲気でパシャリ。
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