教員紹介(5)「生きたことば」の伝統文化や言語芸術に触れ、聞き合い話し合いましょう
25.05.24

みなさん、こんにちは!今回ご紹介する先生は、国語科教育学の有働玲子先生です。

有働先生は、長年聖徳大学に勤務され、有働先生のもとで学んだ多くの卒業生がいます。そして、現在も卒業生とのつながりを大切にされています。
改めて、先生の専門や授業についてお聞きしてみました。

先生のご専門の研究はどのような内容ですか?
私の専門は、「国語教育における話しことば指導」です。教職科目の国語の一部です。戦前戦後直後の史的資料を扱い、国語教育の歴史の一端をも含む複合的な領域です。

ご専門の研究をされるきっかけはどのようなことでしたか?
16歳の時、国語担当の高田久寿先生が翻訳詩集『秘儀』をゲール語と日本語で朗読され、その美しさに魅了されました。同時に、ことばの研究へ進もうと思いました。
当時の社会情勢から、学校教育の中で母語の育成や言語自体を俯瞰できる言語教育の道を探究しようと決めました。

ご担当されている授業は、どのような内容ですか?
本学では、日本における母語指導の要である「国語」の指導方法や理論を担当しています(小・中・高の指導方法等)。特に、母語の基本を重視し、音声言語をも含む授業方法を担当しています。
義務教育期から高等学校での教職経験、文科省関連の仕事を踏まえ、音声言語や文字言語、文学や非文学、文化や社会を視野に入れた未来の「国語」を目指しています。

学校教育を学びたい、先生になりたいという方へ伝えたいことはありますか?
ヘーゲルのことばに「ミネルヴァの梟は夜明け前に飛び立つ」とあります。実践が先、その後に理論です。
今や日本の文学作品がすぐさま多言語に翻訳され、世界中でベストセラーになる時代です。翻訳可能な日本語の担い手を育てるために、自らが「生きたことば」の伝統文化や言語芸術に触れ、聞き合い話し合いましょう。

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