短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

卒業生をたずねて②

22.09.02

今回は前回の記事に続き、東京23区の私立幼稚園、台東初音幼稚園に勤務されるK先生をご紹介します。K先生に、聖徳ホイクカで学ばれたときの話を伺ってみました。

聖徳ホイクカで学んでよかったことについて伺ってみると、「学生時代に学んだことを『ああ、こういうことなんだ』って、今逆に見つけていくのが楽しい」という答えが返ってきました。「学生のころは、保育のことを学んで、そうなんだそうなんだと理解して、分かったつもりでやってたんですけど、実際現場に出て、こういうことだったんだっていうのが、今勉強している感覚です。なんだか。」とK先生。

そして、K先生は実習の経験も今に活きているとお話をされました。「すごい辛かった実習も中にはあったんですけど(笑)、私は今あの日があったから乗り越えられるっていう時もあります。あの時言われたことが、今になって分かるなっていうことをすごく感じます。」

ホイクカでの学びは、すぐに役立つこともありますが、長い時間をかけて熟成され、深まっていく内容もたくさんあります。保育者という道を生きていく中で、ホイクカの学びが花開く瞬間がたくさん生まれることでしょう。

保育者という仕事は、実に奥の深いお仕事ですね。

そんな保育者を志す方へのメッセージをK先生に伺ってみました。

「なんでも子どもを想ってやるとうまくいくというか、子どもが好きでやって、子どものために働くと思うんですけど、すごく単純な環境設定とか、ピアノでもなんでも、子どもたちのためにって思うと、結構見えてくるものがあります。ピアノ面倒くさいなと思っても、子どもたちががんばって合奏しているところに、どういう風に伴奏つけてあげようとか、そういう風に思えると、色々なことが見えます。」

「あとは、実習録とかピアノとか、自分の得意なところをたくさん探究して伸ばせると楽しいかなと思います。ピアノだけじゃなくて、運動とか作るとか、何か好きなことをいっぱいやっていく。遊びでもなんでもいいので、思い切りやって、それが子どもたちと関わる中で、意外と遊びに使えます。部活で運動に打ち込むと、それも役立つし、楽器とかやってるとそういうことも役立つし、何でも役立つ職場だなって。」

K先生の言葉には実感がこもっていました。そして、笑顔のK先生はやさしい口調で次のように締めくくられました。

「色々なものを求められるからこそ、何でも活かせるので何か自分が好きなことをいっぱいやってほしいなと思います。自分が得意なことをいっぱい活かせばいい!好きなことをいっぱいやって、それを自信にして働いてほしいなと思います。」

自分の好きなことが何でも役立つっていいですね。好きなことをやって自分も笑顔、子どもたちも笑顔。さあ、皆さんの好きなことは何ですか?どんどんやっていきたいですね!

担当は森岡でした。

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