医療保育専攻科の演習 vol.1
20.10.23
医療保育専攻科では毎年、小児病棟での実習を行っていますが、今年度はコロナ禍の影響で現場実習は中止としました。しかしながら、小児病棟での保育士の役割について学ぶために学内演習を行っています。今回はその第1回目として、「入院する子どもの環境を整える」というテーマで演習を行いました。小児病棟の保育士は、入院する子どもの生活や遊びの支援を通じて子どもが安心して入院生活が送れるように支援しています。今回のテーマを学ぶために、まず、ベッドの安全な取り扱いとして、確実なベッド柵の上げ下ろし、ベッドのキャスターやギャッジアップハンドルの扱い方を学びました。
確実に柵を上げ、ロックをかけることを忘れずに! 次に、ベッドメイキングの方法として、素早くきれいに行える方法を学びました。
大きなシーツを折り紙のように扱ってきれいにベッドメイキング 最後は、寝ている子どもをベッド上で移動させる方法を学びました。
保育士の体に引き寄せて移動させることがポイント 医療現場の保育士も、他の領域の保育士と同様に子どもの遊びだけでなく、生活全般の支援を通して子どもが健やかに育つ条件を整えていくことが大事な役割です。 今回の演習は、入院している子どもの環境を整え、安心に入院生活を送るための基盤となる部分を学びました。皆さん、生き生きと演習に取り組んでいる姿が印象的でした! 担当教員 鹿島