「有川ゼミ」絵本がつないだ子ども・地域・大学 〜『絵本からはじまるまちづくり大作戦』を開催しました〜
26.08.03

皆さんこんにちは!
7月5日(日)、児童学科有川ゼミ(3年次)では、地域の子どもたちを対象として「絵本からはじまるまちづくり大作戦―きみだけのまちデザイン―」を開催しました。

当日は、2歳から小学4年生までの子どもたちが参加し、児童学科の学生と一緒に、ミニおはなし会や造形あそびを楽しみました。

イベントは、スギヤマカナヨさんの絵本『ぼくのまちをつくろう』の読み聞かせからスタートしました。絵本の中で描かれる自由でわくわくする「まちづくり」の世界に子どもたちは引き込まれ、「どんなまちをつくろうかな」と想像を膨らませながら、次の造形あそびへとつながっていきました。
造形あそびでは、学生たちが準備した白く塗られた大小さまざまな箱を使い、子どもたちが思い思いの建物を制作しました。家やお店、タワーなど、それぞれの発想が詰まった作品を大きな模造紙の上に並べていくと、世界に一つだけの「まち」が少しずつ完成していきます。



友達の作品を眺めながら、「ここに道をつくろう」「隣にお店を置こう」と自然とやり取りが生まれ、子どもたち同士の協働も見られました。

そして最後には、子どもたちがよく知っている「常磐線」「京成松戸線(旧新京成電鉄)」「千代田線」のプラレールが完成したまちの中を走り抜け、大きな歓声が上がりました。
今回のイベントを企画・運営したのは、社会教育を学ぶ有川ゼミの学生たちです。園や学校という枠を超え、地域で暮らす子どもたちの姿や、子どもを取り巻く地域社会に関心を持つ学生たちが、企画の立案から当日の運営まで主体的に取り組みました。
ゼミでは4月当初から、「地域コミュニティが希薄化している中で、地域の人と子どもが関わることにはどのような意味があるのか」「保育・教育を学ぶ大学生が地域の子どもたちと関わることにはどのような価値があるのか」というテーマについて考え、準備を進めてきました。
当日は、子どもたちとの関わりを通して、教室では得ることのできない多くの学びや気づきを得る機会となりました。

参加した子どもたちからは、「楽しかった!」「お姉さんたちが優しかった」といった嬉しい声が聞かれました。
また、保護者の方からも、「家庭ではなかなかできないダイナミックな遊びを体験できた」「家に帰ってからもクレヨンを取り出して遊びの続きを始めた」「リモートで祖父母に自分が作った建物を一生懸命説明していた」など、イベントが子どもたちの遊びや学びにつながったことが伝わる感想をいただきました。
学生からは、「子どもたちが喜んでくれて本当に嬉しかった」「異なる世代との交流が少ない時代だからこそ、地域の方に場を提供していただき、保護者・子ども・大学生がつながる場をつくることができて良かったと思う」「企画から運営まで全て自分たちで行うのは初めてで、とても緊張したが、終わった後は達成感でいっぱいだった」といった感想が寄せられました。
子どもたちの笑顔いっぱいで幕を閉じた今回のイベントは、地域とのつながりの大切さを改めて実感する機会となりました。
有川ゼミでは、今後も地域と大学をつなぐ実践活動を通して、子どもたちの豊かな育ちと、学生一人ひとりの学びの深化を目指していきます。
(児童学科 准教授 有川かおり)
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