自然がもたらす学び
25.05.02

みなさんこんにちは!
色とりどりに花が咲き、新緑も美しい、春まっさかりの松戸です。
これは、学内の八重桜。春の自然の中に身を置くと、暖かさや心地よさに癒されますね。


園の暮らしでも、子どもたちは園庭の草花を遊びに取り入れます。

また、拾ったり摘んだりして戸外から自然を持ち込むことで、細やかなことに気付きます。
八重桜の花びらは、フリルたっぷりのドレスのよう。
ぺんぺん草の葉っぱはかわいいハート型。同じ草でも葉っぱの形や色が違います。
いい香りに気付いたりもします。
心が動いたことは誰かに話したくなり、おしゃべりが盛り上がります。誰かの「大発見」がみんなの「発見する眼差し」を引き出してくれます。

こちらは、5歳児のつくったカブトムシです。はねが動くように割ピンを使っています。

内側のはね(後ろばね)にご注目。
トレーシングペーパーで本物のカブトムシのように作っています。「先生、カブトムシのはねは薄いのもあるよ」という子どもの気付きが実現できるように、一緒に素材を見つけたそうです。
このクラスでは、カブトムシを幼虫から育てています。
カブトムシの世話をしたり遊んだりすることを通して、カブトムシが大好きになり、カブトムシのことを細やかに知るようになりました。大切に思いながら育てる体験が、本物らしく作りたいという表現にもつながっているのです。

身近な自然は、多くの学びをもたらしてくれます。
諸感覚をフルに働かせて様々に気付くことは、細やかな感受性を育みます。ゆったりと癒されるとともに、どうなっているんだろうと好奇心をくすぐられます。
心が動いたことを再現しようと、考え工夫して表現したくなります。自分から自然に入って浸ること、自然を遊びや生活に取り入れること、どちらもとっても大切です。
さあ、あなたも近くの自然の中へ出かけてみませんか。
(児童学科 教授 河合優子)
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