教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

児童心理コース長と在学生が語る 児童心理コースの魅力

18.11.09

皆さんこんにちは!
今回は児童心理コースの魅力を探るべく、児童心理コース4年生のHさん、1年生のTさん、そして、児童心理コース長の相良順子教授に集まっていただき、お話を伺いました。

 

実はTさん、毎日片道2時間かけて通学しています。
相良先生:そこまでして児童心理コースが良かった理由は何ですか?

T:私はもともと幼稚園の先生になりたくて大学を探していたのですが、4年間勉強するなら、免許を取得するだけでなく、専門的な勉強もしてみたいと考えていました。
聖徳大学の児童心理コースであれば、4年間心理学もしっかり学べると知り、興味をもちました。
高校3年生の時には何度もオープンキャンパスに足を運んで先輩方の話も聞き、自分で納得して決めました。

 

通学時間が長いからと反対するご両親を説得するために、毎朝大学に行く時間に合わせて早起きをし、やる気をアピールしたそうです・・それには、Hさんも、相良先生もびっくり!

相良先生:実際に入学してみていかがでしたか?

T:「人格心理学」や「青年心理学」など、心理学の専門の勉強も面白いですが、今は、折り紙やピアノの授業など、免許・資格を取得するための授業もとても充実した内容だと感じています。

 

H:折り紙やピアノの授業は聖徳ならではだと思います。外部実習(幼稚園・保育所)に行った時もすごく役にたちました。

相良先生:児童心理コースでも、免許・資格を取得するための学びはもちろん「保育の聖徳®」の伝統をしっかりと学ぶことができますね。

 

T:Hさんは4年間、児童心理コースで学ばれていかがでしたか?

H:免許・資格の勉強に、心理学の勉強と忙しいですが、充実した4年間でした。
特に2年生からは、心理学の勉強がどんどん深くなっていきます。
「授業を休んだらもったいない!」と思うくらい凄くためになる内容ばかりでした。
私は『子どもの心に寄り添える保育士』になりたいと思って児童心理コースを選びましたが、「受容」や「傾聴」のようなカウンセリングの技術は、日常の友達との関わりにも役立っています。

T:そうなんですね!

 

そんなHさん・・実は、来年度からクリニックの中にある病児保育室に保育士として就職することが内定しています。

H:病児保育室の子どもたちは、体調が悪く、でも保護者の方と一緒に過ごせないという状況で、普通の幼稚園や保育所にいる子どもたちよりも心細い思いをしています。
4年間学んだ心理学を生かして、子どもたちの様子やしぐさから、その気持ちを読み取り、少しでも子どもたちが明るい気持ちで過ごせる支えとなれるような保育士になりたいと思っています。

また、子どもの体調が悪い時は、保護者の方の不安や負担も増えます。そんな保護者の方にも、心理学で学んだ技術や知識を生かして寄り添い、少しでも気持ちを楽にしてもらえたらと思っています。

でも、Hさん、4年間の中で印象に残っている授業は、「カウンセリング論」。でもそれ以外にもあるようで・・・

H:なんと言っても「心理学基礎実験Ⅰ」の授業です!
私は本当にパソコンが苦手だったので、ものすごく苦労したんですよね。でも同じクラスの仲間と協力し合ってなんとか乗り切りました。そのかいあってExcelなどのパソコンスキルはずいぶん高まりました。

 

相良先生:パソコンスキルが上がったという話は児童心理コースの卒業生からもよく聞きますね。
保育・教育の現場でも、今、パソコンスキルがあるとすごく重宝されるようですね。

最後に、相良先生に、児童心理コースで心理学を学ぶ魅力を聞いてみました。

相良先生:心理学を学んでいなくても、人の気持ちに共感することはできるかもしれません。
でも、心理学で、人はなぜ、どういう時に不安になるのか、といったような心のしくみを学ぶことで、その気持ちの背景を理解し、その人に合った支援をすることにつながるのではないでしょうか。
それは他人だけでなく、自分自身についても同じです。
私ってこんなにイライラしている・・それはなぜかな・・・と分析することで少し気持ちを落ち着けることができます。

 

H:それ、すごく分かります!
4年間で自分を客観的に見ることができるようになり、人間的にすごく成長したなと思います。

『心理学の学び』とは、子どもや保護者の支援を超えて、自分自身の理解の深化や成長にもつながるんですね。
相良先生、Hさん、Tさん、ありがとうございました。

 

座談会の後・・この日は語学教育センターで偶然にもハロウィンパーティーが行われていました!
「これは参加するしかない!」とセンターに・・・ケーキをご馳走になりました!

 

仮装された語学教育センターの先生方と記念撮影!
近々このセンターの紹介もいたします!外国語を楽しみながら学べます!お楽しみに!

 

(児童学部)

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