大成ゼミ 保育園、中学校で美術鑑賞活動
17.03.31
皆さん、こんにちは!
「大成ゼミ」は美術教育を研究するゼミです。
今年度は「アートパーク9」、「しろくま図工室」、「松戸市食育かるた ぱくぱく家族」の実践学習を行いました。そして、最後は、制作ではなく鑑賞の活動です。
美術教育は「つくる」だけでなく「みる」ことも大切にしています。
秋学期最後の3年次ゼミでは、市内の保育園で名画パネルを使って「対話型鑑賞(対話による鑑賞)」のファシリテーター(仲介者、リーダー)を体験しました。この鑑賞は美術作品を見て思ったことを自由に話しあう活動です。学生同士で行った時とは違った幼児ならではの着眼点、発言に驚きや発見がありました。
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続いて、松戸市内の中学校3校で他大学とも協力して「対話型鑑賞」の活動を行いました。六実中では「総合学習」の時間に1年生対象に実施しました。
ゼミ生は幼児教育に携わろうという学生が殆どですが、児童学を学んでいるので、この活動をとおして広く子どもを理解する機会になっています。また、「美術」を深く考えるきっかけになっていたり、様々な世代と関わることのできるコミュニケーション力、ファシリテーション力も身につけられています。
六実中では3年生が頑張りました。
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和名谷中では4年生が卒業制作展、3年生が保育所実習のため児童文化コースの2年生ががんばりました。初ファシリテーションでしたが徐々に鑑賞が深まる投げかけができ、言葉を引き出せるようになりました。
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最後は旭町中学校の「美術」の時間、3年生を対象に行いました。
この回は特に4年生の参加が多く卒業研究の作品を持って行き教材として使いました。昨年の活動ではファシリテーターとして参加しましたが、今年は作者として参加です。大学3年生は作者の話から卒業研究の取り組み方も学んでいます。
この鑑賞活動は地域の美術の先生方の理解がなければ実現しません。中学生、大学生共に学び合える場が生まれていることから7年間続いています。
大成ゼミの活動の中でもファシリテーターとしての成長実感を得やすいので、全活動の中でも上位にあがってくる名物企画になっています。
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(児童学部)