短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

 Noël – Épiphany – Carnaval – Pâques

26.01.21

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こんにちは、総合文化学科のブログを読んでくださってありがとうございます。

前回にお正月のお菓子「Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ)」の話が出ましたので、続いてフランスの行事にまつわるお菓子の話をしますね。

表題の「Noël – Épiphany – Carnaval – Pâques」はフランス語です。英語にすると「Christmas – Epiphany – Carnival – Easter」、日本語だと「生誕祭(クリスマス)・公現祭(エピファニー)・謝肉祭(カーニバル)・復活祭(イースター)」となります。

このうちクリスマスとエピファニーは日が決まっています。12月25日のノエル(クリスマス) はイエス・キリストの誕生のお祝い、ケーキ屋さんが一番忙しい日、フランスでは「Bûche de Noël (ビュッシュ・ド・ノエル」という薪の形のケーキを食べます。

1年生が実習で作ったビュッシュ・ド・ノエル

その12日後、1月6日は、イエスが初めて一般の人(三博士とも三王ともいわれている) にお目見えした日、エピファニー(公現節(公けに現れた日))です。日本でもだんだんと広まってきましたが、フランスのお菓子屋さんやパン屋さんには、ノエルが終わると「Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ)」がたくさん並び、一月中は売られています。Roi (ロワ) とは王様のことで、3人だったので複数形(des Rois) になっています。

2年生の卒業制作のガレット 月桂樹の葉のレイエ

中にフェーヴ(小さな陶器の人形)を入れて王様を決める楽しみ方は、前回のブログで紹介されました。この表面の模様にはいろいろなパターンがあって、焼く前のパイ生地に包丁で切れ目(レイエ) を入れて作ります。

焼く前のガレット 左は麦の穂、右は太陽の模様

前回紹介した一番一般的なフェーヴは、イエスの生まれた馬小屋を表現したもので、crèche(クレーシュ)と言い、アドベント(待降節・クリスマスを待つ期間) になると、教会や家庭に大小いろいろなものが飾られます。24日の深夜にノエルのミサから帰ると、赤ちゃんのイエスを加えるんだそうです。

クレーシュのフェーヴ 赤ちゃんのイエスと家族、羊飼い、三博士など

ガレットはフランスのお菓子ですが、ドイツのエピファニーのお菓子が Königskuchen (ケーニッヒスクーヘン) で、こちらも König (王様) が複数形になっています。

ドイツ菓子のケーニッヒスクーヘン

パイ生地のタルトの中に刻んだバターとドライフルーツをたくさん入れたスポンジ生地を流して焼きあげます。軽いのにバターの風味とフルーツを漬け込んだラム酒の香りがリッチなお菓子です。

日本のお菓子屋さんはこれからバレンタインに向けて忙しくなりますが、フランスにはバレンタインにチョコを贈る習慣はなく(今は日本からの逆輸入で広まりつつあるそうですが)、ガレットが終わるとパック(復活祭) に向けての仕事が始まります。どちらかというとノエルよりパックのほうが忙しいくらいで、卵やにわとり、魚、うさぎ (どれも復活、再生のシンボル) の形のチョコレートやケーキがたくさん売れます。

復活祭は移動祝祭日(春分の日の次の満月の次の日曜日) で毎年違う日になります。今年は4月5日、その40日前(日曜日を除く) のカーニバル(マルディ・グラ) は2月17日です。復活祭は日本ではなじみがないのですが、ヨーロッパではお菓子屋さんが大忙し、カーニバルとともに海外のニュースなどで報道されますので、見てみてください。


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