令和6年度短期大学部国語国文学会大会を開催しました!
25.01.29
1月24日、令和6年度短期大学部国語国文学会大会を本学にて開催しました。
本学会は、総合文化学科の専任教員とこれまで学会に携わった学内外の研究者、図書館司書領域に所属する学生で構成されており、大会は日頃の研究成果を発表する場になっています。
総会の部ののち、会長である碁石雅利先生による『評価が定まる意を表す動詞「なる」をめぐって』という題目のご講演がありました。
講演では「なる」という言葉について深く考察された内容を学ぶことができました。
橘純一の解釈に基づき、『源氏物語』の用例の確認を通して、「なる」の文構造について深く知ることができました。
学生も言葉を研究するということがどのようにして行われるのかについて強い関心を持ったようでした。
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最後に、19名の学生による卒業研究の発表がありました。
それぞれが興味関心があるテーマを研究対象としているため、様々な事柄が取り上げられました。
以下に発表タイトルの一部をご紹介します。
道尾秀介の新しい試みの分析―『N』を題材として―
読書が子供にもたらす影響―今後の読書教育の方向性を考える―
新約聖書の物語と絵画
過去のオタクと現代のオタクの文化の違いについて
令和のキラキラネーム
「文豪ストレイドッグス」による文学的興味の増進と魅力
クロード・モネの「睡蓮」の光の魅力と日本が本作に与えた影響
昔話「かちかち山」のムック制作
絵本制作(複数のテーマあり)
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学生たちは晴れ晴れとした顔で1年間におよぶ研究の成果を発表することができました。
最後に、今年度でご定年である碁石先生への花束贈呈が行われました。
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碁石先生、これまで本当にありがとうございました!