短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

令和5年度聖徳大学短期大学部国語国文学会大会開催

24.02.10

 今日は旧正月(春節)ですね。

  新年快乐! 万事如意! 身体健康!

 さて、去る1月26日(金)午後から令和5年度聖徳大学短期大学部国語国文学会大会が開催されました。

 まず、本学教育学部児童学科教授の長江曜子先生によるご講演「日本人の死生観と家族意識について―近現代文学研究から葬送文化研究へ―」がありました。長江先生は本年三月にご定年をお迎えになりますが、これまでのご研究の歩みを様々なエピソードを交えてお話しくださいました。中でもライフワークであるお墓研究のお話は、実際に調査された世界中のお墓をご紹介くださり、とても興味深いものでした。お墓は死者と生者を繋ぐものであり、尊厳ある形での葬送が非常に大切であることを力説なさいました。今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

 

 続いて、図書館司書領域による学生の卒業研究の成果発表がありました。今年は16名の学生が様々なテーマで卒業研究に取り組みました。テーマをご紹介しましょう。

〈論文〉

・妖怪の起源について―時代とともに変わりゆく妖怪たち―

・「瀬戸」の由来について

・ガラスペン 過去と現在

・万人受けする香りの共通点と香りによる記憶

・「地下の国のアリス」から「不思議の国のアリス」へ

・「シャーロック・ホームズ」シリーズ及びパスティーシュ作品の魅力

・少女漫画における恋愛観の時代的変化 ―人物像、ストーリー構成、胸キュン仕草を中心として―

・韓国ドラマと日本ドラマ同じタイトルでもそれぞれ文化の違いはあるのか―「彼女はキレイだった」をもとに―

・「君の膵臓をたべたい」―原作小説と実写映画・アニメ映画の比較―

・ハリーポッターシリーズにおける魔法魔術学校の特徴

・ブラックジャックから見る医療倫理

・「鬼灯の冷徹」で知る地獄について

〈絵本制作〉

・「うさぎとなかまたちのぼうけん」

・「おべんとう」

・「頼朝と創造の大蛸」

・「太郎と洞穴」

 どのテーマも面白く、やり切ったという達成感や満足感が伝わってきました。

 報告した学生からは「2年間という短い間ではあったけれど、総合文化学科で得た学びは自分にとってとても貴重なものになった。」「クラスメイトの2年間の集大成を見ることができて良かった。」、1年生からは「来年度どんなテーマにしようかな?」といった声が聞かれました。

 この日は午前中にも卒業研究発表会があり、山﨑正也先生のご定年記念講義もあったので、たくさんのことを学んだ日になりました。

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