短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

学生の絵本が房日新聞に取り上げられました

23.12.01

 本年3月卒業した学生による絵本作品「南総の昔話集33~35」(令和4年度に完成)を南房総市へ寄贈したところ、11月7日付「房日新聞」が取り上げ、記事としてくださいました(著作権の関係で新聞の写真は掲載できません)。

 「学生が昔話を絵本化」「聖徳大短期大学部 3作品300冊を市に寄贈」という見出しで活動をご紹介いただき、市内の子ども園、子育て支援センター、図書館、公民館などに作品が配布されたとのことでした。

 実は、「房日新聞」に取り上げていただいたのは、2度目です。前回は、令和2年1月21日付で、「地域の昔話9作絵本に」「図書館などに900冊を配布 聖徳短期大生が産学協働で」と謳ってくださり、令和元年度の活動をご紹介くださったものでした。

 南房総市との関係は、平成29年まで遡ります。令和2年度まで「産学協働地域活力創造事業」として、南房総市役所市民生活部市民課と連携しながら、毎年度絵本の制作に取り組み、32集まで続きました。当事業が終了した後も、コロナ禍のため中断を挟みながら、卒業研究などで制作を続行し、本年度で35集に至っています。

 南房総市は、多様な昔話や民話が豊富に残されている地域で、県内随一といってもよいでしょう。その昔話を収集したうえ、地区ごとに整理し刊行されたのは、在野の研究家で元教育委員長の生稲謹爾氏です。学生の作品は、その著『南房総市の昔話 第一集』に依拠しました。

 今回寄贈させていただいた作品は、「天狗と餅」「天狗の差し入れ」「峯堰の主」の3点です。聖徳祭(11月18・19日)、岩瀬文化祭(11月24~26日)にも展示しました。おばあさんの背負った餅を奪ういたずらな天狗(「天狗と餅」)、炭焼きの農民たちに望みの山鳥を差し出してくれた親切な天狗(「天狗の差し入れ」)、怪物によって堰へ引き込まれた哀れな猟師(「峯堰の主」)が今回の作品の趣旨です。

 ご興味のある方は、「南総昔話・民話集1~35」のバックナンバー(在庫分)を差し上げますので、goishi☆wa.seitoku.ac.jp(送信の際は、☆を@に変更)までお問い合わせください。


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