短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

【授業紹介】田中総料理長特別講義(観光・ホテルブランチ)

18.10.31

みなさん、こんにちは!
朝晩はめっきり寒くなってきましたね。
本学でも、風邪などで体調を崩す学生が多くなってきています。
みなさんも、うがい、手洗いをしっかりとして、体調管理に留意してくださいね。

さて、今日は、観光・ホテルブランチ2年生の授業、「ホテルサービス演習」の中の一コマを紹介します。
去年もご紹介したのですが、今年も帝国ホテル東京の田中健一郎総料理長が特別講義をしてくださいました。
実は、田中総料理長は、本学の客員教授をしてくださっています。
人間栄養学科の授業をお持ちになるときに、一緒に総合文化学科でも講義をしてくださいます。
今年は、10月11日(木)5限に特別講義がありました。

 

田中総料理長がコックコートではなくスーツ姿でいらっしゃるのは、珍しいですね!
あいにく、就職活動や内定式が重なった学生がいたため、受講生のうち数名は講義を聴くことが出来ませんでした。
残念です!!
一期一会なので、このような貴重なチャンスを逃すのは、本当にもったいないことですね。

田中先生のお話は、おもてなし、サービス、ホスピタリティという、よく使う、そして違いが曖昧になってしまいがちなこれらの言葉を、言葉の成り立ちからその内容を考える、というものでした。
サービスは、お金をもらって、お客様が満足するような奉仕を提供すること、つまり、プロの仕事ということです。
帝国ホテルの方々も、プロのプライドを持って、お客様にサービスをしているということです。
それに対し、おもてなし、という言葉は日本語で、元々は茶道から来た言葉だそうです。
千利休が目指したおもてなしは、主人と客人が対等な立場にあって、一緒に茶の湯を楽しむために、準備を怠らない、という姿勢です。
そこから、お客様に対する心づくし、十分な準備、というような意味に変わっていったようです。

おもてなし、を英語で言うと、ホスピタリティ、とよく言われますが、ホスピタリティの語源はまた少し異なります。
ホスピタリティの語源は、ホスピタルと同じ、つまり主人が客人に奉仕することです。
もてなす側と持てなされる側がはっきりと分かれているという考え方で、日本のおもてなしとはまたちょっと違っていることが分かるかと思います。

これらの言葉のニュアンスの違いを学んだ上で、帝国ホテルの接客の極意について、説明を受けました。
帝国ホテルのサービスが、単なるサービスではなく、おもてなしの心を持ったサービスである、ということを、皆しっかりと理解した様子でした。

田中総料理長のわかりやすいお話に、学生もしっかりと聞き入っていました。

明日(11月1日)はいよいよ帝国ホテル東京で、丸一日の実習と、最終試験があります。
今まで学んだ成果を見せるときがやってきましたよ。

皆さんも、聖徳大学短期大学部総合文化学科国際観光・ホテルコースで、おもてなしの心を学んでみませんか。
教員一同、心からお待ちしております♪

*観光・ホテルブランチは、平成31年度から、「国際観光・ホテルコース」になります。
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