【コラム】括弧のはなし(その4)
18.09.10
左右(開閉)の区別がない括弧
英文をタイプするときに使う記号に引用符(“ を引用開始記号として使い, ”を引用終了記号として使う)があります.引用符は引用部分を括るという意味で,括弧と同じ機能を持っていて,“ がカッコの役割をし, ”がコッカの役割をします.
しかし,プログラムを書くときなどには,引用符としてパソコンのキーボードのキートップに刻印されている "(通称「半角ダブルクォート」)を引用開始記号と引用終了記号と両方に使います.
このような,いわば左右(開閉)の区別がない括弧は他にも,/italic/のように書いて italic 書体表示にする(この場合 / が左右の区別がない括弧記号)などいろいろあります.
さて,左右の区別がない括弧の「文法」を考えてみましょう.
1. 記号(たとえば ")が偶数個
以上っ!簡単ですよね.左右の区別がない括弧は文法が簡単なのです.簡単が一番(Simple is best)なのですが,左右の区別がない括弧には,重大な欠点があります.
【クイズ】左右の区別がない括弧の欠点とは何でしょう.
答と解説は次回に...to be continued
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