短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

帝国ホテル田中総料理長の講義がありました!

17.10.22

 

10月12日(木)、本学客員教授の帝国ホテル東京総料理長田中健一郎先生が、
本学にお見えになりました。
午前より人間栄養学部の実習の授業を行い、その後、観光・ホテルブランチの
「ホテルサービス演習(料飲)」という授業の講義に来て下さいました。

田中先生たってのご希望で、コックコートのままでの講義です。

観光ホテルブランチの2年生が出席しました。
彼女たちは、9月にホテル実習で帝国ホテルに一泊し、
そこで帝国ホテルのサービスについての講義を受けました。
よって田中先生のお話も、より理解しやすかったようです。

田中先生は、まず学生に、「サービス」、「おもてなし」、
という言葉の意義を問いました。
私たちは、サービスをする、とか、おもてなしの心、などと言いますが、
その言葉が持つ内容は、一人一人違って感じることがあります。
また、おもてなし、を英語で言い換えるとhospitality になりますが、
その語源はhospital、つまり病院から来ている、ということをお話し下さいました。
そして、卒業したら就職する先はそれぞれ違うけれど、
「相手が喜ぶことが自分の喜びにつながる」という気持ちで働いて欲しい、
という田中先生のお言葉を頂きました。

田中先生のお話を聞く学生のまなざしは、みな真剣そのものでした。
最後に、質疑応答の時間があり、
学生からは、「一つのメニューを作るのに、どれぐらい時間がかかりますか?」
「集中力が切れたときには、どのようにリフレッシュしますか?」といった質問が出ました。
そのお答えは、田中先生ならではの、ユニークなものでした。

普段お仕事をされているときは大変厳しい田中先生ですが、
この日は短大生相手ということで、とてももの柔らかな口調でお話し下さいました。
帝国ホテルのサービス論「100-1= 」を田中先生が学生に問いかけたとき、
既にこの話を学んでいた学生が正解を言ってしまうと、田中先生も笑っていらっしゃいました。
とても有意義な講義を受けることができて、学生も嬉しかったようでした。

 

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