毒蝮先生の講義(4回目)でした
19.12.18
12月16日は4回目の毒蝮先生の講義でした。
この日はメディアも入り、少し緊張気味でソワソワする学生・教職員・・・一方で、いつもと変わらず堂々としている毒蝮先生・・・。圧巻です・・・。
本日の講義のテーマは「認知症」
冒頭、「年を取ることが怖い」と書いた学生のレポートの感想が取り上げられました。前回の講義の中で「生老病死」という、4つの苦しみの話を聞いたところからの感想でした。
高齢者福祉に関しての専門知識をインプットすればするほど、「老いは怖いもの」「認知症にはなりたくない」と恐怖を積み重ねていたのでしょう。
それに対して、「老いは怖いことではない」というメッセージ!
認知症になっても穏やかに暮らすことができる、そのためには周りが穏やかに暮らせるようなコミュニケーションを取っていくことが専門職の大切な使命だと改めて感じました。
また、『フレディの遺言』という本を紹介しながら、「認知症になったらどういう風に接してほしいか」という、当事者目線での話をしてくださいました。
そして最後には、クリスマスが近いということもあり、毒蝮先生が作られた『こなくてよかった サンタクロース』という童話の朗読も披露して頂きました。
(内容が気になる方は是非、「来なくてよかったサンタクロース」で検索してみてください)
クリスマスが迫る中で世界にはまだまだ「明日生きたい」と願いながら、死んでいく子供たちが多い一方、好きな物をクリスマスプレゼントでは買ってもらえて、「年を取るのが怖い」という若者がいる日本。
お話を伺いながら、改めて色々考えさせて頂く機会となりました。
学生たちに本のクリスマスプレゼントも!!!
お忙しい中、本当にありがとうございました。
助手 松本