心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

第1回 客員教授毒蝮三太夫先生 講義:激動の昭和を生きるとは!?

24.10.21

 こんにちは 社会福祉学科助手の和田です。
肌寒くなり、少しばかり秋の気配を感じる季節ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 10月21日(月) 客員教授毒蝮三太夫先生による初回講義が行われました。
授業開始前に、学科長山田千香子先生より、毒蝮三太夫先生の来歴についてご紹介されました。

 初回講義では、毒蝮先生の生い立ちと激動の昭和時代(戦前・戦後の体験談)についての講話。
また、学生からの事前質問に回答してくださいました。

 日本は敗戦し、多くの命を失い、復興までには長い年月がかかりました。
 戦争体験された毒蝮先生は、真っ赤に燃えた東京をお母様と一緒に着の身着のままで避難しました。
 当時、お母様に「苦しくて、生きていくのは無理だ!」と話したところ、「無駄な命はない!自分たちは生きるために逃げている!」という母の言葉に救われたと仰っておりました。

 現在、ウクライナ・ガザ地区では戦争が続いています。
毒蝮先生の「戦争を始めるのは簡単だが、戦争を終わらせるのは大変。また、戦後の復興はもっと大変だ」という言葉は、示唆に富んでいました。

 そして、学生からの「なぜ、介護・福祉に関わるようになったのか」という事前質問では、現在もNHK Eテレ「ハートネットTV介護百人一首」の司会を務められている番組にて、当時屋外ロケで出会われた視覚障害者のリスナーとの思い出をきっかけに、病気や障害を持った方たちが番組を聞いていることを知り、番組やロケ等を通じて、介護・福祉と関わるようになられたとのこと。

 毒蝮三太夫先生の「高齢者だけでなく、現在を生きる人たちを応援したい!だから、俺は生きている間は一生懸命に生きている!」という強い言葉に心を打たれました。

 次回は、11月10日(日)聖徳祭にて、客員教授毒蝮三太夫先生の講演会が開催されます。
テーマは、~介護から快護へ~
また、SOMPOケア遠藤健相談役の講演、毒蝮先生との対談も行われます!
講演開催と成功に向けて、共創プロジェクトメンバーも一生懸命頑張っています!!
聖徳祭祭当日は、ぜひ足を運んでいただければ幸いです。

文:和田早織(助手)

PAGE TOP