心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

2025学科長コラム③卒業生のみなさまへ

25.03.08

 本日、「社会福祉学士」の学位を授与された卒業生の皆さん、ご卒業まことにおめでとうございます。これまでの皆さんの研鑽と努力に敬意を表すると共に、皆さんが晴れてこの日を迎えることができましたことを、心よりお祝い申し上げます。また、本日、この日に至るまで暖かく見守り、支えてこられたご家族および関係者の皆様にも、心よりお慶び申し上げます。

 この日に至るまで、皆さんは本学で多くのことを学ばれました。何を学んだのか、何を身につけたのか、それをあらためて振り返ってみましょう。そしてさらに考えていただきたいのは、皆さんが得られた学識や経験を、これからどのように生かすのか、ということです。

 まず、入学時を振り返り、その時の気持ちを思い出してください。社会福祉学科を選んだみなさんの多くが、「誰かのために役に立ちたい」という思いを抱いて入学してきました。

                <誰かのために>

 幼少期から大学に至るまで、勉強するのはまずは自分のためでした。これからは、学んだこと、経験したことを、ただ自分のためだけではなく、他者のため、社会のために生かす道を探していっていただきたいと思います。他者や社会に関心を向け、自分にできることを探し、具体化するためには、自分自身がしっかりと自立・自律していなければなりません。社会福祉は自立した人格のもとで発揮できると考えます。

 誰も一人では生きることはできません。苦しいときには、助けて、と言えることは、とても大切です。皆さんを支えてくれる人をたくさん見つけること、皆さんがより多くの人を支えることができるようになること、それが皆さんの目指すべき自立の道です。 4年間で育んできた「福祉マインド」が皆さんの中でさらに大きく育っていくことを期待しています。

 2025年聖徳大学は短大60年+大学35年の記念の年を迎えます。
皆さんは10万人の卒業生とつながります。各界で活躍する卒業生たちが相互につながり、本学を支えてくれています。皆さんは卒業することによって、これから世代を超えてつながる聖徳の一員となっていきます。そこでも支え、支えられるネットワークを広げていってください。
9月20日(土)の周年行事でお会いしましょう。お待ちしています。

皆さんのご活躍を心より期待しています。
健康に恵まれた豊かな人生でありますように祈念いたします。

                          2025年3月8日

                   社会福祉学科学科長   山田千香子

                         社会福祉学科教員一同


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