心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

高齢者虐待防止への貢献

25.01.24

ごきげんよう、社会福祉学科教員の須田です。

大学教員は、学生たちに福祉専門職として必要な知識とスキルを教えるだけでなく、社会福祉の現場で起こっている問題や課題について、一緒に考え、解決策を模索していきます。また、研究活動を通して、新しい知識や技術を生み出し、社会に貢献することも期待されています。

千葉県松戸市にて開催された「東葛地区人権講演会」において、高齢者虐待の本質的予防と高齢者の人権擁護について」をテーマに講演を行いました。

近年、高齢者虐待は深刻な社会問題として注目されています。特に、「8050問題」と呼ばれる、80代の親を50代の子供が虐待するケースは、その背景に複雑な社会構造や経済的な問題を抱えていることを示唆しています。

このような問題に対して、専門的な知識と技術を用いて、高齢者本人やその家族を支援することです。講演では、高齢者虐待の定義、発生要因、そして予防策について、具体的な事例を交えながら解説しました。

今回の講演会では、多くの方々に高齢者虐待問題に関心を持っていただくことができました。しかし、同時に、この問題がいかに複雑で根深いものであるかということも改めて認識しました。

福祉専門職という仕事は、単に「人の役に立つ」というだけでなく、社会全体の課題解決に携わる、やりがいのある職業です。もし、あなたが、人の心に寄り添い、社会をより良くしたいと考えているなら、例えば社会福祉士という道は、あなたの可能性を大きく広げてくれるでしょう。

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