心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

協同の学びと成長の軌跡―介護福祉コース授業紹介―

24.07.17

聖徳大学社会福祉学科のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、介護福祉士を目指す学生が履修する「介護福祉専門職論Ⅰ」の授業の様子をご紹介します。
この科目では、1年生と4年生が共に介護福祉の基本理念や法的基盤を学んでいます。4年生にとってはこれまで学んできた様々な授業内容と重なりがある内容のため、特にグループワークでは1年生に対してティーチングの役割を果たしています。
※ティーチングとは、「新しい学びを得ようとする人に対して、必要な情報や知識を共有し、相手が同じことをできるようにサポートすること」です。

ICF(国際生活機能分類)について学んだ際、講義、グループでの事例検討を経て、最後に1・4年生合同チームを編成して国家試験の問題にチャレンジしました。
1年生からは授業後「一人で解いたときは、考え方が全く分かりませんでした。4年生の先輩たちと一緒にもう一度考えてみると、分からなかったところが一つずつ理解できていって、たくさん学びがありました。『ここはこうだから、これは間違っていて』など、根拠をしっかり説明して伝えられる先輩がすごくかっこよかったです。私はまだ知識も考え方もまだまだ足りていないので、しっかり勉強して先輩方のように根拠までしっかり考えられるようになりたいです」「国家試験の問題を実際に解いてみて、どんな形で問題が出されるのか知ることができ、ICFについて理解を深めることができました。グループワークのなかで、4年生の先輩に医学モデルや社会モデル、環境因子など、いろんなことを教えてもらい、すごく分かりやすくて理解することができたと思います」等の感想が聞かれ、4年生が憧れの存在になっていました。

ティーチングには教える役割だけでなく、アドバイスや気づきを与える役割も重要です。この点も4年生はしっかり出来ていると私は感じましたが、4年生自身からは「1年生への説明が難しいと感じた」「アウトプットを通じて成長したい」等の声が聞かれました。
協同の学びを通じて、1年生も4年生もお互いに成長し、将来介護福祉の専門家になるための基盤を築いています。今後も皆さんと共に学んでいけることを楽しみにしています。ブログをお読みいただき、ありがとうございました。今回の投稿は、佐藤がお届けしました。

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