科研費基盤研究(C)に採択されました
24.03.16
ごきげんよう、社会福祉学科教員の須田です。
先日、日本学術振興会から科学研究費助成 2024年度基盤研究(C)に採択の連絡がありました。研究課題名は「高齢者虐待に対する年齢横断的・対象横断的虐待発生予防マニュアルの開発」です。前回の基盤研究(C)の研究に引き続いての研究になります。
高齢者虐待に対して高齢者虐待対応部署による活動だけでは本質的な虐待予防(未然に防ぐこと)は難しいと考えています。それはなぜかという予防には「虐待が将来起こり得る家庭状況を発見して支援する」ことが必要だからです。高齢者になる前の被害者及び加害者の生来の障害や生育歴への着目が重要な視点です。
そのため、高齢者虐待発生する要因や条件、背景を明らかにし、高齢者虐待発生前の介入ポイントを明らかにします。それらを踏まえて年齢横断的・対象横断的視点での予防マニュアル開発を研究の目的としていきます。
採択されるということは、この研究に対して成果を期待されている、ということであり、研究費を使わせていただくことで研究を継続することができます。3年間の研究になります。