心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

卒業生の先輩から学ぶ―介護実習―

24.03.02

聖徳大学社会福祉学科のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
今回は、2月5日~3月3日の予定で行われている「介護実習Ⅳ」での3年生の取組みを紹介します。

本学で介護福祉士を目指す学生は、在学中に10週間の介護実習を行います。
介護実習Ⅳは、介護実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで積み上げた学びの集大成という位置づけであり、生活支援技術(介護技術)の実践をはじめ、夜勤実習を含む変則勤務実習、そして、利用者お一人を担当させていただき、その人が望む生活を実現するための介護計画を立案し、実施するという介護過程の展開などを行います。

私が巡回指導を担当する学生は、今日が実習最終日でした。
本日、実習の総まとめとして最後の巡回指導を行いましたが、その際、学生が今回の実習を「とても有意義な実習だった」と振り返っていました。
特に、「介護過程(の展開)がはじめは不安が大きかった」そうですが、意図的な支援を継続するなかで、目に見える利用者の変化を実感したことで、「介護過程の楽しさ、利用者を知ることの楽しさを知ることができた」という言葉が印象的でした。

写真右 現3年生の実習生、真中 介護福祉コース1期生 鈴木さん

学生がこのような充実した実習が行えたのは、学生自身が努力したのはもちろんのこと、学生をあたたかく見守り、支え、ご指導してくださった施設スタッフの皆様のお陰でもあります。
こちらの実習施設(千葉県内の介護老人福祉施設)では、介護福祉コース1期生である卒業生がグループリーダーとして活躍をしており、今回、実習生の指導も担当してくれました。
母校の卒業生が実習指導者の一人であったことで、学生も「安心感があった」と話していました。
学生が介護福祉士(の卵)として、そして、人として成長する場を与えてくださった施設利用者・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

今回の実習で行った介護過程の展開は今後、事例研究としてまとめていきます。
本年7月にその成果を「介護事例研究発表会」で報告する予定ですので、その際は実習でご指導いただいた実習指導者の皆さまにもご参加いただけると嬉しく思います。
ブログをお読みいただき、ありがとうございました。今回の投稿は、佐藤がお届けしました。

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