心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

日常の中の「非日常」に対応するために

23.11.25

こんにちは。社会福祉学科豊田です。

最近よく思うのは、通勤時間帯の交通機関が混乱し、予定どおりに物事が進まなくなってしまうことが多々あるということです。もちろん、自分では何ともしようがないので、あらかじめの対策は取りようがないのですが、それでもそうした場面に遭遇した場合、最善の策をどのように取っていくか、頭が痛い問題ですね。そしてこれがもし大災害の場面であったとしたら、自身はどのような対応ができるか。

 23日は勤労感謝の日(祭日)で学校はお休みでしたが、私は仕事のため、いつものように朝から通勤時間帯の電車に乗り、目的地に向けて移動をしていました。突然電車が急停車し、ストップしてしまいました。5分経ち、10分経っても電車は動き出す気配はありません。アナウンスでは大きな人身事故が発生し、当分の間電車は動かないので、ちょうど入線していた最寄りの駅(普段は降りない小さな駅)で降車してくださいとの指示があり、そこからターミナル駅まで歩くことを強いられてしまいました。幸い、時間的な余裕がまだあったことと、緊急の連絡先などもあらかじめ把握していたことで、時間的には少し遅刻をしてしまいましたが、何とか通常の業務に入っていくことができ、事なきを得ました。あとになって考えてみると、これが平日の通勤時間帯や深夜の遅い時間帯だったら、天候も雨や雪などの荒天だったら、電車の中や線路上で何時間も待たされてしまったら・・・・、など、様々な思いが巡ってきました。でもこうした環境下で事故が起こる確率は、普通に高いことも、忘れてはいけないことだと思いました。

 私たちは毎日、何気なくルーティン化された日常を過ごしていますが、ちょっとしたことでその日常が「非日常化する」ことを頭の中に入れておく事が重要ですね。そしてその場面にどのように対応できるか。もちろん、個人ではどうしようもない事も多いでしょうが、具体的に動ける、対応できる意識と行動力を持っておくことが必要なんだと思いました。
 昨日は学校で防災訓練があったのと、先日学生たちと行った「そなエリア東京」での防災体験学習施設での体験があったから、こんなことを考えたのかもしれません。

(「そなエリア東京」は、東京都江東区有明にある東京臨海広域防災公園の中にある施設です)
PAGE TOP