心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

1年生の導入教育合宿に行ってきました

23.04.16

 4月13日(木)~15日(金)の二泊三日で、長野県佐久市にある聖徳大学のセミナーハウス「かすがの森」へ「導入教育合宿」別名「FC(Fresumen Camp)」に行ってきました。

「かすがの森」とその周辺の風景
学長の講話と、その後の研修風景

 この合宿の目的は、
 1 建学の精神「和」を理解し、礼節について学ぶ機会とする
 2 大学の学びへの転換が早期に可能になるよう、自己の学習スタイルを身につけるとともに、卒業時の自分を描く機会とする
 3 お互いを認めあうことの大切さを理解し、クラスを越えた相互の信頼関係を深める
こと。
 
 社会福祉学科の1年生と学科教員、事務職員で🕊はとバス🕊3台に乗って行ってきました。

 今年度の1年生は、コロナ禍のブランクも感じさせず、研修開始すぐに、クラスを越えた交友関係が出来はじめました。(今どきの学生は、SNS等で入学時に既に繋がっていたりするのですね。)
 とても和やかで明るい雰囲気を醸し出しながら二泊三日の研修は進んでいきました。

どの食事も食材が吟味され、とても美味しかったです

 そうした学生たちの気力や体力を支えたのが「食事」と自由時間の学生同士の語らいです。

 学生たちは「かすがの森」での最初の食事・・・1日目の夕食前に「食事のマナー読本」の冊子を見ながら、常識としての食事の正しい作法を確認します。
 建学の精神「和」を、こうした日常生活の作法のみならず、他者を思いやる心、また自律することを、実践することで磨きます。

 どの食事も、吟味されたこの地域のおいしい食材ばかり、学生たちは「これは何? 初めて食べるものもあるねぇ」「美味しいね、幸せ~!」と語らいながら、舌鼓をうちました。

富岡製糸場

 研修では「かすがの森」での講座やグループワークを通して自分に問いかけ、ほかのメンバーとの交流を通して覚知や理解を進めました。
 2日目の昼食後には「さくら祭り」が開催されている小諸城址の「懐古園」へ、3日目の帰り道では2014年に世界遺産に登録された「富岡製糸場」へも行きました。

 2日目の「懐古園」は暑いくらいのお天気で、学生たちは園内の桜や城跡、城壁の大きな石壁を見ながら散策し、隣にある遊園地や動物園まで足をのばしつつ、研修のつかの間の休息でクレープやソフトクリームを頬張りました。

 「富岡製糸場」の見学では、現地ガイドの方が丁寧に解説して下さり日本の産業や社会変化が手に取るようにわかりました。またこの研修中、事前学習で、富岡製糸場やそこで働いていた女工に関するレクチャーもあったので、日本と世界の交流の歴史やそれに纏わる女性の労働や立場など考えることが多かったのではないでしょうか?

 この研修を通し、ここで自分は何を学ぶか、大学生活をどう過ごし、4年後どうなっていたいか…
でおのおの本物に触れ、向き合いながら具体的なビジョンを見出し、クラスや社会福祉コース、介護福祉コース、養護教諭コース、各コースの繋がりだけでなく、1年生全体の大きな相互作用の和が生まれた研修でもありました。

 また、研修プログラム中、大学ならではの先生方の専門分野や研究の話もあり、学生たちは興味津々…1年生の皆さんも4年間でじっくり自分の興味と向き合い探究しましょう。

 5月には、松戸から柴又帝釈天まで歩く「チャレンジDAY」があります。そこで仲間たちや先生方とゆっくり語らうチャンスがあります。(ぜひ時間が足りなかった学生はどうぞ‥)
 そして、夏休みには志賀高原での学外研修も待っています。
 
 来週からいよいよ本格的になる大学の授業に向けて、エネルギーチャージもできた研修でした。
 1年担任久米でした。

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