心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

授業紹介~依存症編~

22.06.21

皆さん、こんにちは。先月ぶりの武田です。
今日は久米先生の担当している科目、「精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ」の授業をご紹介します。
この授業は、精神保健福祉の分野(わかりやすく言えば、精神障害者に関連する分野)の個人やその家族への援助の方法について学ぶ科目です。
ところで、皆さんは依存症と聞いて連想するものは何でしょうか? 違法薬物や、アルコールなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。
最近(言うほど最近でもありませんが)ではスマホ依存症という言葉もあるくらいですから、未成年の方にも依存症という言葉は以前より身近になってきているのかな、と私は勝手に思っています。

さて、今回お邪魔した授業で取り上げられたのはその「依存症」です。
授業を受けるのは主に、お酒への関心が高い年齢……かはわかりませんが、お酒を飲めるようになってすぐの3年生です。

「アルコール健康障害対策基本法」を根拠とした飲酒のリスクや、アルコール依存症になっている人の割合、また未成年の飲酒者の現状などを講義していただきました。
 

また、受講者全員に、アルコールのパッチテストが配布されました(写真は昨年度撮影したもの)。
アルコールのパッチテストは、アルコールのジェルパッチを肌に貼って、肌の赤さでアルコールが分解できる体質かを判断します。
これは「お酒にどれだけ強いか」のテスト……ではなく、「アルコール依存症になるリスクがどれだけ高いか」を示すテストです。
つまり、アルコールに反応して肌が赤くなった人よりも、全然赤くならない人の方がリスクが高い、通称飲みすぎ注意の「危ない族」だそうです。
ちなみに、クラスでは日本人の平均より少し、危ない族が多いくらいの割合でした。

自分がどのくらい依存症のリスクが高いか、普段はあまり意識しませんよね。
今回の授業で、学生にとっても身近で分かりやすく、依存症について学べたのではないでしょうか。
それでは、今回はこのあたりで。

また別の記事でお目にかかりましょう。
社会福祉学科助手の武田でした。

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