心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

児童学科とのフィールドリンケージ、始動!

21.10.18

前回のブログからさほど間を置かず、こんにちは、武田です。

10月16日(土)、児童学科とのコラボレーション授業が開講されました。大学の「フィールドリンケージ」システムによって実現したこの授業は、来週、再来週と、三週連続での開講を予定しています。フィールドリンケージは、簡単に言うと、他学科との授業連携システムと思っていただければ。他の学科との授業連携ができるところは、総合大学ならでは! ですよね。

さて、今回のフィールドリンケージ対応授業は、児童学科の、特に特別支援の授業課程と社会福祉学科の精神保健福祉士課程・養護教諭課程の学生が受講しています。
児童学科の東原先生、北畑先生と森村先生、社会福祉学科の小林先生、向井先生、横井先生、湯原先生が参加されていました。
今回対象となる学科の分野(教育・福祉)では、その職務において、日常的に他職種連携(自分と異なる職業の方との話し合いや情報提供など)を行う機会があります。こうしたグループワークは、普段であれば同じ学科の学生だけで様々な職種のロールプレイを行ったりするのですが、今回は複数の学科・コースの学生が参加しています。
お察しの通り、子どもを取り巻く環境とその支援について、考えを深める内容となっています。
授業形態としてはグループワークを主とした演習になっており、それぞれの課程の専門性を活かした話し合いを行っていきます。

今回は、軽度の知的障害のある子どもA子ちゃんと、そのクラスメイトB子ちゃんを取り巻く環境をピックアップし、まずはその人物像を鮮明にするために疑問点を割り出すという作業を行いました。
A子ちゃんは何ができる子なのか? 逆にどこで手助けが必要なのか?
B子ちゃんはどんな子なのか? 相談できる相手はいるのか?
養護教諭と各担任の情報共有はできているのか?
A子ちゃんのお母さんの状況はどのような状況なのか?

・・・など、事例を読んで気になったことをまずは個人で書き出し、さらにグループでそれを共有していきます。

そしてそれらに対する教員からのアンサーを伝え、人物像を明確にしたところで、本日の授業は終了しました。


また来週以降に、具体的にどのような支援を行っていけばよいかという問題について考えていきます。

ではまた来週お目にかかりましょう。

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