心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

秋学期:学科長からのメッセージ

20.09.10

令和2年9月10日

皆さま、お元気にお過ごしですか?

9月初旬の今は、秋学期授業の履修登録について検討している最中、あるいは終了した頃かと思います。

まもなく秋学期の授業が始まります。秋学期の授業は学事日程通りに9月12日(土)から開講します。大学からのお知らせの通り、オンラインと対面授業の組み合わせによるハイブリッド型が基本となり、対面授業については十分な感染症拡大防止対策を講じた上で実施いたします。新型コロナの感染者数が減少傾向を示すようになれば、少しずつ対面授業も実施される方向になると思います。

春学期オンライン授業は急遽の対応で開始されたもので、教員も学生の皆さまも、試行錯誤の状況下で進められてきたということは否めません。そこで、社会福祉学科では6月にオンライン授業に対する社会福祉学科の実態を把握し秋学期以降のオンライン授業の質の向上を図るために「オンライン授業改善アンケート」を実施しました。さらに8月にはオンライン授業についての学生ヒアリングを行い、アンケートには反映できない意見や課題を収集しました。

その結果、オンライン授業の良さと改善点が見えてきました。例えば、動画配信のオンデマンド型授業は、皆さんが「繰り返し」視聴でき、「自分のペースで学べる」特色があること等で理解度が深まり、結果として評判が良いことがわかりました。もちろん改善点もあります。動画配信時間の調整が必要であること等です。その他、音声の問題や資料配付の問題、課題提示・課題提出の問題、皆さんの受信環境の問題についても検討いたしました。それらの調査結果等(調査結果はHPで公表)に基づいて、秋学期の授業は、教員一同、授業の質改善・質の向上に取り組みます。

また、皆さまのオンライン授業による「孤立感」をなくすように努めて参りたいと思います。通学できない状況に不安や悩みを抱えることも多いと思います。「いつでも連絡できる」「一人ではない」「大学とつながっている」という思いを共有できるように、クラス担任はメールや電話、ライン、チャットやその他での連絡を密にできるように努めて参ります。

今現在日本の社会は、新型コロナ感染拡大防止対応で「新たな日常生活」を迎えると同時に、「大学教育」も新たな様式で創りだしていく段階に直面しています。私たち教員は皆さまと一緒にオンライン授業、対面授業のハイブリッド型を駆使して、新たな「社会福祉学科の教育」にチャレンジしていきたいと考えております。

この秋学期も一緒に頑張りましょう。

最後に、世界的な感染拡大を見せたこの新型コロナウイルスですが、いつまでも蔓延するものではありません。この蔓延が収まった後、この「自粛期間」を経験したことで、自らの意識変容・行動変容によって、皆さまがこれまで以上に広く世界に視野を広げ、人間の共同性を学び、大いに成長されますように祈っております。

以上

 

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