心理学科3年生 海外研修特別講義
24.03.25
心理学科3年生向けの海外研修の特別講義が2月に行われました。講師は語学教育センターの太田有希先生でした。日本語と英語の混じった講義が行われました。
SOS:Save our ship (save our soul)はどのようなときに出すか、psychiatrist(精神科医)や psychosomatic clinic(心療内科)に対するイメージ、日本とアメリカの家族のコミュニケーション、日本とアメリカの学校のcounselor(カウンセラー)の違いなどについて取り上げられました。
SOSを感じたときの家族内コミュニケーションについては、日本では迷惑をかけたくないと親や家族に伝えなかったりすることもありますが、アメリカの家族ではとてもオープンにいろんな話をするそうです。
日本では小中学校にスクールカウンセラーが配置されていますが、太田先生によると、アメリカの学校でのカウンセラーは、進路の相談を行う役割で、いわゆる心理カウンセラーはいないのだそうです。日本では通っていることを知られたくないことも多いカウセリングですが、アメリカでは、まるで歯医者に行くような感覚で、身近にある精神科・心療内科クリニックに行くことができるそうです。
研修では、身近な人が困っているときの対応をグループで考え、日本語で発表しました。グループで作成したスライドをいくつかご紹介します。
太田先生のお話からアメリカではメンタルヘルス、家族のコミュニケーションを重視していることがわかりました。
「コミュニケーションはキャッチボールなので、自分のことを伝えるだけではなく、聞く側にもなって、コミュニケーションを取る努力をすることが大事であり、自分の変化や大切な人の変化に気づけるようにしておいてください。「つらいな」と思ったら、言葉に出して、先生、クラスメート、友達、親、語学教育センターにもお話に来てください」とのことでした。
海外研修特別講義を通して日本とアメリカの違いについても学ぶことができました。