心理・福祉学部 心理学科 │ 聖徳大学

心理学科研究室紹介⑤佐伯研究室

23.03.08

心理学科HPをご覧の皆様こんにちは。

心理学科の先生の研究室はどんな様子なのか、どんな研究をしているのかをご紹介します。

第5回は佐伯素子先生の研究室です。

佐伯研究室では、卒論研究を行う前に、ゼミ生が持ち寄ったテーマの中から一つを選び、研究を行い、研究の進め方を体験的に学びます。今回は、アイトラッカーによる視線運動の研究について紹介します。

実験の様子。PCの下にアイトラッカーが取り付けられています。

人は均等に並んだ情報を見る時、左上から右下へ徐々に下るようにしながら視線を動かす傾向があって、ZやFの法則と呼ばれる視線の法則があります。チラシやWeb広告、自販機でも、左上には、一番伝えたいことや代表する商品が置かれているようです。

聖徳大学3号館自動販売機

実際に法則のように視線が動くのか、自販機の商品選び、間違い探し、顔選びの際の視線運動を計測しました。10人ほどの学生に協力を求め、測定した結果、法則通りでは2ありませんでしたが、刺激呈示前に誘導された中心から左上→下→右→左方向に視線が動く傾向が認められました(Sの法則の発見?)。

円の大きさは注視時間の長さ、番号は視線の動いた順番

「本当にそうかな」という疑問を、実際にデータを集め検証し、新しい発見をするのが研究の醍醐味です。協力者募集、実験実施、結果のまとめに苦労していた学生たちも最後には達成感を味わいます。

次回をお楽しみに!

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