新型コロナウィルス感染拡大の不安に「心理学」ができること
20.03.30
心理学科HPをご覧の皆さん,こんにちは!
新型コロナウィルス感染拡大が日々報じられる中,4月から大学生となる新入学生の皆さん,また,高校生の皆さんは,長い,長い春休みをどう過ごせばよいのか,戸惑うばかりの日々かと思います。
でも今,世界中の科学者が,コロナウィルスに立ち向かう方策を探して血眼で研究を急いでいます。心理学者も,心理学で何ができるのか,試行錯誤を始めています。
ぜひ,皆さんもこの時間をこれからの自分のために使って下さい。そして,これから自分が学ぶ新しい学問が,この人類最大の危機にどう役立てられるのかを知るのも良いと思います。ぜひ,以下のサイトを覗いてみて下さい。
『COVID-19に対して心理学ができること』
Webオープンキャンパスの心理学科コーナーでも紹介したアメリカ心理学会(APA)の記事は,もし自分が人と距離を保つことが求められた時,私たちはどのような状態に陥ってしまうのか,それに対して私たちはどうすれば良いのかを,心理学から提言してくれています。
日本心理学会のサイトで「もしも『距離を保つ』ことを求められたなら:あなた自身の安全のために(Keeping Your Distance to Stay Safe)」(日本心理学会広報委員会翻訳)を読んでみて下さい。
日本心理学会
https://psych.or.jp/
また,日本心理臨床学会では,被災後の心のケアに関する知識をとりまとめたWebページを開設しています。その中に,「新型コロナウィルス対応に関する情報」もまとめられています。急な環境の変化や休校で学校に行けなくなった児童・生徒に対して,どのようなメッセージを発する必要があるのか,また保護者にどのように対応してもらう必要があるのかなどを学ぶことが可能です。
日本心理臨床学会
https://www.ajcp.info/
そして,日本赤十字社の公式Webサイトで紹介されている記事「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」では,感染症の怖さが単なる病気だからではなく,そこに私たちの不安や偏見が加わるために,増幅された怖さとなってしまうことが,分かりやすく紹介されています。心理学が医学とも連携していかなければいけないことがよく分かります。是非読んでみて下さい。
聖徳大学では,2020年度からフィールドリンケージをはじめ,多様な分野と連携した新たな学びができる環境を整えています。心理学が多様な分野と協働してできることを考えてみて下さい。