ポリシー・教育目標
1. 卒業認定・学位授与の方針（ディプロマ・ポリシー）
看護学部看護学科は、本学の理念である「確かな人間性と洞察力を備えた専門性の高い実践力を有する自立した女性の育成」のもと、保健医療福祉分野における人材育成を目的に、2014年に設置されました。
看護学部看護学科は、本学の人間教育に基づき、自らを律し、自立した女性としてチームの中で主体的に考え実践できる、凛とした看護専門職を育成し、地域社会へ貢献します。
看護学部看護学科は、本学教育理念に基づいて、以下の三つの教育目標を掲げます。
【教育目標】
- 高い人間的資質と倫理性を備え、高度な医療と地域の看護に従事できる凛とした看護専門職女性を育成する。
- 地域医療体制の向上に寄与する。
- 保健・医療・福祉に貢献できる実践的な教育研究を推進する。
【学習成果】
- 看護専門職に必要な気品と実践力を備えている。
- 看護実践に必要な専門的知識・技術を修得し、それに基づいた総合的な判断力と課題解決力を有し、対話による合意形成を行うことができる。
- 保健・医療・福祉・教育などの多職種との連携を図り、どんな時代にも、どんな場所でも、寛容に対応でき、必要とされるケアが提供できる。
- 地域の特性を踏まえて健康課題を探求し、実践できる。
2. 教育課程編成・実施の方針（カリキュラム・ポリシー）
看護学部看護学科では、建学の精神を具現化する核となる科目として全学共通科目と学部共通科目を配置し、その上に専門性の高い実践力を育む専門教育科目（専門基礎科目、専門科目）による教育課程を編成しています。
学部共通科目と専門教育科目については、以下の方針に基づいて編成しています。
【教育課程編成の方針】
- 看護学部看護学科の教育課程のうち、学部共通科目、専門教育科目（専門基礎科目、専門科目）は、四年間の教育を通じて看護専門職に必要な基礎的能力から看護実践に必要な総合的かつ専門的な知識と技能が修得できるように編成する。
- 学部共通科目には、自己教育力の醸成や専門職としての基盤をつくるための1年次生から4年次生混合の少人数ゼミを配置する。
- 専門教育科目：専門基礎科目には、根拠に基づく看護を展開するために必要な能力を身につける科目を配置する。
- 専門教育科目：専門科目には、講義、演習、実習科目をおき、それらが有機的に連動する内容とする。
- 専門科目には、看護学を学ぶ基礎としての「看護学原論」を置き、其々の専門分野の特性を理解するための各『総論』とのつながりを明確にする。さらに、一年次から四年次まで段階的に『看護実践シミュレーション演習』を配置し、『方法論』と連動させながら多様な場での看護実践力を身につける。さらに、『看護学実習』では、1 年次の実習で地域や病院の理解を促し、2 年次・3 年次と多様な臨地での実習を行うことで、人々の健康や健康障害への理解と看護過程の展開を学べるような配置にする。加えて、1 年次から4 年次に実習の事前・事後に『実践演習』を配置し実習での体験を深める。
- 保健師課程では、保健行政やヘルスケアマネジメント、ヘルスデータサイエンスを学び、公衆衛生看護活動を科学的根拠に基づき展開できるようにする。
【教育課程実施の方針】
- 講義科目はアクティブ・ラーニングを取り入れて、学生が主体的に学べるように工夫し実施する。
- 演習科目は『看護実践シミュレーション演習』と『方法論』及び『実践演習』を連動させて実施する。
- 実習科目は、＜ライフステージ＞と＜場＞を意識した内容とし、事前事後の学びの評価を充実する。
3. 入学者受け入れの方針（アドミッション・ポリシー）
看護学部看護学科では、本学の人間教育の実績を活かして、保健医療福祉分野に貢献できる看護専門職を育成するため、高い人間的資質と倫理性を備え、高度な医療と地域の看護に従事するために、看護への意欲を持つ人、他者と協働しながら課題に取り組むことを大切にする人、物事を冷静に論理的に捉えようと努力できる人の入学を求めています。具体的には以下の通りです。
- 看護への意欲をもつ人
１）看護に関心があり、保健・医療・福祉分野に貢献したい人
２）看護師・保健師の資格取得に向けて努力できる人 - 他者と協働しながら課題に取り組むことを大切にする人
１）他者への思いやりがあり、人間の弱さを共感的に理解できる人
２）他者の言葉に耳を傾け、気配りが行き届く優しい関係を築ける人 - 物事を冷静に論理的に捉えようと努力できる人
１）生命の大切さ、人間の尊厳を理解できる人
２）文章読解力と冷静で的確な判断力をもった人
看護学部看護学科では、このような人を受け入れるために、多様な受験機会を用意しています。具体的には、書類審査（調査書、推薦書など）、学力試験、面接などを組み合わせて総合的に評価します。
