看護学部・看護学科 │ 聖徳大学

大切な手洗いと手指消毒

20.05.29

緊急事態宣言が全面解除となりましたが、ワクチン開発や治療方法が確立していないため、引き続き感染防止策が求められています。自分の命、そして周りの方々の命を守るためには、一人ひとりの感染予防が大切になっているのです。

感染予防のためには石鹸を使用し流水で30秒以上手を洗うことが重要です。しかし、外出等で手洗いができない場合には、アルコール製剤を用いた手指消毒が有効です。流水手洗いの方法は他で紹介されているので、今回は正しいアルコール製剤を用いた手指消毒の方法を確認しておきましょう。

アルコール製剤は手の全ての面と、手首まで完全にすり込むことができる量(約3ml)を使用し下の手順のようにおこないます。アルコールが完全に揮発するまで両手をすり合わせます

擦式消毒用アルコール製剤を用いた手指消毒

①消毒用アルコール製剤を手に取る

*ここからアルコールが乾くまで手を動かし続けます。

②指先にすり込む(写真:赤の部分)

③手掌にすり込む

④指を交差させて指間にすり込む(写真:赤の部分)

⑤手背・手の側面にすり込む

⑥ねじるように、母指にすり込む(写真:赤の部分)

⑦手関節にすり込む

出典:基礎看護学3 基礎看護学技術Ⅱ(2020)第17版 医学書院

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