かがやく卒業生(7)~楽しみながらサックスを学ぶ生徒さんがやりがいに~
18.07.10
不定期更新中の「かがやく卒業生」。今回は2018年3月に演奏学科のサクソフォン専攻を卒業し、現在は島村楽器イオンモール幕張新都心店でインストラクターとして働く芳賀若菜(はが わかな)さんにお話を聞いてみました。
――こんにちは。卒業して3ヶ月経ちましたね。現在のお仕事の内容を教えて下さいますか?
レッスンと接客、主にこの2つの仕事です。
サックスのレッスンでは奏法や知識を教えます。高校生以上の方を対象にマンツーマンレッスンを行っております。現在は35名の生徒さんをレッスンしています。
レッスンがないときは接客販売をします。楽器や楽譜などの販売、音楽教室の案内、イベント企画などもやります。
――何ともう生徒さんが35人!これは相当な人数ですね。仕事で、やりがいを感じるのはどのような時ですか?
生徒さんが楽しみながらレッスンを受けてくださる姿を見てやりがいを感じます。そして、「わかりやすい」「楽しい」「勉強になる」と言われたときは最高の褒め言葉だと思っております。
――なるほど。楽しくて勉強になるレッスンが出来たら最高ですね。逆に仕事で苦労するのはどのような時ですか?
言葉の使い方や言い回しに苦労します。
私の生徒さんは50~70代の方が多いので、敬語とネガティブな言葉には特に気をつけています。相手が不快にならないよう気をつけないと、先生としての信用度も下がってしまいます。本を読んで語彙力を高めたり、場面ごとの言い回しを勉強しています!
――大学での学びで印象に残っていることは何ですか?
吹奏楽の授業です。
音楽業界の中でも有名な先生が隣で一緒に演奏してくださるので、演奏方法を近くで観察することができ、何に気をつけて演奏しているのか知ることができました。そして、他の楽器との関係を一歩下がって広く見つめ直すことによって、素晴らしいサウンドを体感することができました。
――仕事をしていく中で、聖徳での学びが活かされているなぁと感じる時はありますか?
「幅広い教養」と「コミュニケーション能力」の2点でしょうか。
生徒さんとの信頼関係を築くためには、生徒さんが興味のあることについてお話を出来ることが大切です。時には音楽の話題に限らず、スポーツやビジネスなどに及ぶこともあるため、通勤中に話題のニュースをチェックし知識を得るようにしていますが、これは学生時代に身につけた習慣です。また、学生時代に年上の先生方とお話する機会が多かったので、自然とコミュニケーション能力が身についていたように感じます。
――そう言えば、お仕事で多忙な中、卒業生の代表による新人演奏会に出演されましたね。
2018年5月に「第15回サクソフォーン新人演奏会」が神奈川県で開催され出演してきました。新人演奏会では、音楽を専門に学んできた学校の代表が演奏を披露します。各学校の代表が集まっていたので、控え室は少し張りつめた空気でした。やはりレベルが高い!自分もその中の一人としてステージに立てたのはとても光栄に思います。
――これから指導者を目指す高校生へひとことお願いします。
私が教えるときに考える2つのポイントをお伝えします。できないことが起きた場合、「何が原因でできないのか」と「それを解決するために何をするべきなのか」です。この2つのポイントを常に考えることを今から実践して身につけましょう! 聖徳大学は教育に強いことでよく知られていますね。私は教員職免許を取得しましたが、教職課程を履修するとインストラクターに必要なことが基礎から応用まで学べます。大いに活用しましょう!皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
――今日はお忙しい中ありがとうございました。今後の益々のご活躍をお祈りしております。
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