かがやく卒業生(24):芸術的素養が人間的な魅力に~販売業で活躍~
22.03.28
不定期更新の「かがやく卒業生」。今回は、2020年3月に音楽学部を卒業された、菅野涼子さんをご紹介します。菅野さんは、千葉県立幕張総合高等学校を卒業し、本学の声楽・オペラコース(現・音楽表現メジャー)に進まれました。卒業後の現在は、グロッセ・ジャパン株式会社に勤務され、都内百貨店で活躍されています。
――菅野さん、こんにちは。卒業されてから2年経ったことになりますね。時の経つのは早いですね~。学生生活を振り返って、どのような授業や出来事を思い出されますか?
オペラ演習の授業が特に思い出深いです。自分の知らないことが沢山あって一から教えていただき、いろいろな専門の先生との関わりもありました。オペラに関係する以外のことも沢山学んだなと思います。
よく思い出すことは行事とかステージのことよりも意外と普通のことで、友人たちとのお昼休みの何気ない時間だったり、先輩や後輩とのたわいもない話だったり…。今思いかえすととってもいい時間で、宝物に感じます。
――では、現在のお仕事について伺いましょう。どこで、どんなお仕事をされているのですか?
都内百貨店で、コスチュームジュエリーの販売をしております。
<店頭での菅野さん>
――音楽とはかなり違う世界に飛び込まれたのですね。そのお仕事を選んだきっかけは?
一目惚れでした。初めは全く違うジャンルの商社などを受けていましたが上手くいかず、下調べもせずにとりあえず出席した大学の合同説明会で出会いました。今思えば大変失礼だったと思います。
テーブルの上に置いてあったジュエリーは、今でも鮮明に覚えています。
――聖徳で学んだことが役立っていると思うことはありますか?
先生方と密接に関わっていたので、目上の人と沢山お話しする接客にすぐ活かされたと思います。
正直当時はあまり気の乗らなかった礼法の授業が、就職活動だけでなく、お客様との会話の中など意外なほど大いに役立ちました。同じような先輩方のコメントを、音楽学部のブログで前から拝見していたのですが、「そんなリップサービスを…」なんて思っていたのが恥ずかしいくらいです。
――就活はどのように? いつ頃から?
それほど早くありませんでした。本格的に始めたのは、3年生の3月ごろからです。初めは何をしていいか全くわからず、キャリア支援課の資料通りのことだけをしていました。
周りの就活生達は沢山受けていたようですが、私は器用なことが出来ず、一社受けて落ちたら次の会社という風にしていました。もちろんそれをお勧めするわけでは全くありません。自分の将来のことですから、ひとまずキャリア支援課を頼って自分に合った活動方法を見つけ出すのがいいと思います。
――お仕事していて、やりがいを感じるときは?
お客様にリピートしていただいた時です。更に自分をご指名してくださった時は、何にも変えられない喜びを感じます。勤め始めて丸二年、顔見知りのお客様も増え、仕事への意欲も高まっています。
――同級生のお仲間たちは、大学院へ進学した方が多かったですね。今でも絆が深いと聞いていますが。
はい、今もよく連絡を取り合っています。
何気ないことから真剣な悩みまで話せる生涯の親友です。
――最後に、音楽の道を目指そうと思っている高校生、このブログを見ている在学生の後輩たちにメッセージをお願いします。
高校生の皆さま、自分のやりたいことができるということは素晴らしいことです。今、聖徳大学では、学科を超えてより幅広く授業を選択できると聞いています。
将来に不安を抱えている方でも、聖徳大学は音楽以外の授業も充実しています。私は就職活動、そして就職してから困ることはありませんでしたよとお伝えしたいです。安心して門を叩いてみてください。
在学生の皆さま、これから先は音楽の道、それ以外の道、様々な道があると思います。困った時は迷わず音楽学部の先生方やキャリア支援課に相談してみてください。そして今を楽しんでください!
――今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。ぜひまた大学にも遊びにいらしてくださいね。
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