音楽学部 │ 聖徳大学

甲斐栄次郎客員教授の公開講座が行われました~揺るがない基礎を身につける~

22.11.16

11/19, 20は「聖徳祭」
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みなさん、こんにちは。
甲斐栄次郎客員教授による声楽公開講座が、11月12日(土)奏楽堂にて行われました。
今回はその様子をご紹介しましょう。

会場には、学生たちに加え、事前にお申込みいただいた一般のお客様もお見えになり、賑やかな講座となりました。

これまで行われてきた甲斐先生の講座では、10年間専属歌手を務められたウィーン国立歌劇場での様々な興味深いお話を伺ってきました。丁寧なご指導で定評がある甲斐先生ですが、ご自身のお考えから、これまでほとんど公開レッスンをなさっていませんでした。今回は公開レッスンの形式をとりましたので、非常に貴重な機会となりました。

はじめに、3人の受講者が山口佳代先生のピアノのもと歌唱しました。

いよいよレッスンの始まりです。
テーマは、「揺るがない基礎を身につける」。特にその中でも、「呼吸と支え」という、最も重要な課題に取り組みました。

椅子に座りゆっくり呼吸することから始まり、その時身体のどの部分が関わっているかを自ら自覚できるようにご指導が進められていきます。

また甲斐先生からは、オペラで役を演じる時には、「想像」と「真実」の二つを感じることが大切というお話があり、受講者たちは表面的でない表現について、新しい感覚を身につけているようでした。

受講者たちは、言葉や知識としてわかっていても、自らの身体を通して理解し実践するのに大苦戦です。そんな時はすぐに甲斐先生が実際に声を出して示してくださるので、受講者たちは必死に吸収しようと頑張っていました。

受講者の感想を聞いてみましょう。

Hさん

お腹の使い方と呼吸を重点的に指導していただきました。
お腹を意識した時の、自分や他の受講者の声の変化に驚き、今までの練習では意識が足りていなかったことを実感しました。[>>下に続く]

また、先生のアメリカやウィーンでの経験談など貴重なお話を沢山聞くことができて嬉しかったです。
今回学んだお腹と呼吸の使い方は、普段の練習の時に毎回行い、身につけていきたいと思います。

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Yさん

公開講座でお腹の支えの大切をより実感しました。普段意識しているつもりでもお腹をなかなか使えていなかったと思いました。
今回甲斐先生に教えていただいたことを日々積み重ねて、歌に磨きをかけていきたいと思いました。

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Aさん

声楽を始めてから10年ほどになりますが、先へ続く道はまだまだ続いていることを改めて実感しました。
呼吸と支えは普段のレッスンでも言われていることなのに未だにそれが出来ない自分に不甲斐なさを感じつつ、甲斐先生がお手本として出してくださるお声を聞いて、自分が考えているよりももっと大事で深いことなのだと感じました。[>>下に続く]

想像と真実についても、とても考えさせられるお話でした。これまで歌ってきた曲の休符や音形が、あぁそれでそういう風になっていたのかと納得出来ました。言葉にするのがとても難しいのですが、私にとっては大革命とも言えることでした!
今回教えていただいたことを忘れずにこれからも頑張ろうと思います。

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講座終了後の受講者たちの感想には、基礎の大切さを実感して、これからの練習に取り組もうとする意欲を感じました。

今年度の声楽公開講座は、今回で終了となります。
多くの皆様にお聴きいただきまして、ありがとうございました。
来年度の公開講座にも、どうぞお越しください。

島崎智子(声楽研究室)

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