【動画】授業紹介「音楽表現演習（管弦楽）」～声楽とのコラボ授業～ │ 音楽学部 │ 聖徳大学聖徳大学短期大学部

【動画】授業紹介「音楽表現演習（管弦楽）」～声楽とのコラボ授業～

21.12.02

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みなさん、こんにちは。
今日は「音楽表現演習（管弦楽）」の授業のご紹介をしましょう。

音楽学部には、中学や高校の時に吹奏楽やオーケストラの部活をやっていて、大学でもさらに専門に学んでみたいと思って入学する人が沢山います。

そんな人たちが履修するのが、音楽表現演習（管弦楽）です。この授業では、様々な曲を取り上げて演奏しますが、その中でも特徴的なのはコラボレーションできる授業です。

コラボ授業では、様々な楽器との協奏曲やオペラの一場面を取り上げることもあります。今日は、先日行われたオペラによるコラボの様子をご紹介しましょう。この授業では、日頃指導を受けている教員とともに演奏し、また直接アドヴァイスを受けることができます。

まずは、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》の二重唱。
ドン・ジョヴァンニ役は青戸知先生です。

初めてオーケストラで歌ったIさんの感想です。

「まず一番の印象は、とても怖かったことです。自分の声が全く聴こえなくなったように思えて、孤独で何を信じて良いかわからず一人ぼっちに感じました。先輩たちの演奏は、いつもと同じように聴こえましたが、自分がいざ歌ってみると全く違う感覚なのにびっくりしました。

でももしかしたら、舞台で歌うということの経験を重ねることで、今よりは落ち着いて歌えるようになるのだと思います。とても貴重な経験でした。」

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次は、聖徳オペラでもよく登場する、モーツァルト《フィガロの結婚》の二重唱です。
伯爵役は、引き続き青戸知先生です。

スザンナを歌ったMさんの感想です。

「オーケストラと一緒に演奏するのがとても久しぶりだったため、1回目には楽しむ気持ちよりも緊張が勝ってしまいました。しかし先生方からアドバイスを頂き、2回目ではオーケストラの方々と共に音楽を作っていく感覚を掴むことができました。12月には定期演奏会があるのですが、この感覚を持ったまま本番に臨みたいと思います。」

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そして最後は、プッチーニ《ラ・ボエーム》の四重唱です。
ロドルフォ役は布施雅也先生、マルチェッロ役は青戸知先生です。

ムゼッタを歌ったYさんの感想です。

「今回、四重唱ということで、４人で歌うこともオーケストラと歌うことも、とても緊張しました。その一方で、たくさんの人と一つのものを作り上げる感動もありました。最初は必死でしたが、何度か繰り返して歌うにしたがい感覚を掴んでいくことができました。あわせたのは２回という少ない時間でしたが、その中でも、自身が、新しいことを吸収できたと感じました。」

こちらは、ミミを歌ったKさんの感想です。

「オーケストラと一緒に歌うことで、身体が開放されて、フレージングや音楽が自然に湧いてくるように感じました。いつも歌うことについて難しく考えてしまう性格ですが、今回はプッチーニをオケで歌える瞬間を楽しみたい！と、プッチーニの音楽と必死に向き合うことができたと思います。オケと歌うことはとにかく体力が必要であるとも感じたので、次は全幕をオケで歌えるように体力も培っていきたいとおもいます。」

さて、オーケストラの中で演奏していた学生はどう感じたでしょうか。
Mさんの感想です。

「高校までは、管弦楽部や吹奏楽部、特設の合唱部を経験してきました。音楽実技AとB、アンサンブルやワークショップなどで様々な種目の勉強ができると知り、聖徳大学に入学しました。音楽実技Bでは、これまでにピアノや声楽、ヴァイオリンのレッスンを受けています。声楽の方との演奏は初めてでした。オーケストラだけの演奏時とは雰囲気が大きく異なり、少し緊張しましたがとてもよい経験になりました。

普段の練習は吹奏楽曲や管弦楽曲が中心で、オペラ作品の経験があまりありませんでした。そこで、作品の内容や登場人物の性格などを調べて予習し、それを音で表現するための奏法などを先生方にご指導いただきました。また、声楽の先生方と先輩方の息づかいを間近で感じられ、楽器を演奏するうえで勉強になりました。」

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指揮はオペラを熟知されている北川森央先生。

ドラマや人物描写が音楽とどのようにかかわっているのかをアドヴァイスされ、オーケストラも声楽のメンバーも、回を追うごとに生き生きした演奏へと変わりました。