かがやく卒業生(22):音楽療法士と保育士の資格を取得し、障害児発達センターに勤務するNさん
21.10.06
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ブログをご覧になっている皆さん、こんにちは。
今回は、音楽学部で音楽療法を専門的に学ぶかたわら、在学中に独学で保育士の資格を取得し、現在は都内の障害児発達センターで音楽療法のできる保育士として働くNさんにお話を聞きました。
聞き手は、古平孝子先生です。
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<Nさん(上)と古平孝子先生>
――こんにちは。Nさんは今、どのようなお仕事をされていますか?
重症心身障害児が対象の発達センターで、保育士として日々の療育を行っています。活動の一つとして、発達段階に沿った音楽活動の提供をさせていただいています。
――聖徳大学音楽学部で音楽療法を学ぼうと思った理由を教えてください。
中学生のときに出会った音楽の先生が聖徳の音楽療法の卒業生で、「将来、音楽と福祉の仕事がしたい」と相談をした際に勧められたことがきっかけです。
そこから自分で調べていくうちに、音楽療法の先駆者ともいえる先生の元で学べるということ、日本音楽療法学会認定の「認定音楽療法士(補)受験資格」と、全国音楽療法士養成協議会が認定する「音楽療法士一種」の資格がダブルで得られること、また総合大学ということで他の分野の資格(図書館司書等)がとれるということに魅力を感じて決めました。
――大学生活で楽しかったことや大変だったことは?
大変だったことは、日々の授業や課題をこなしながら実習の準備をしたことです。限られた時間の中で同じグループの仲間と意見をすり合わせながら、セッションの方向性を決め、曲の準備や楽器の準備などをしていたのですが、それぞれがやりたいことが多く、揉めることもありました。もちろん、お互いに納得するまでとことん話し合いました(笑)。それも今振り返れば、とても楽しくて貴重な時間だったと思います。
あと楽しかったことと言えば、ヨーロッパ研修旅行ですね。
<3年次のヨーロッパ研修旅行>
――大学生活でどんな力がついたと思いますか?
少しでも空いているスキマ時間を有効に活用する力が身についたと思います。自分が想像していた以上に忙しい大学生活でしたが、スキマ時間を活用することで課題を効率よくこなす力がついたと思います。そのおかげで、スキマ時間に資格の勉強をすることができ、保育士資格が取得できたと思っています。
<実習ででかけた施設で、音楽療法を学ぶ同級生と>
――今の仕事で大学時代に学んだことは生かされていますか?
大いに生かされています!
今の職場でプログラムを組む際に、実習で指導いただいたことがセッションのあり方のヒントになっています。楽器の提示方法や選曲など、迷ったことがあると実習で使用した楽譜や授業のノートを引っ張り出してきて確認をしています。今でも先生からご指導いただいた言葉を思い出すことが多いです。
<現在の職場で音楽療法をしているNさん>
――高校生の皆さんへ、聖徳の音楽学部の魅力を伝えてください。
聖徳の音楽学部は、一人ひとりの先生が丁寧に指導してくださり、結果的に自分自身で悩みを解決できるのが最大の利点だと思います。また、日本だけでなく海外での演奏活動や現場経験のある先生が多い為、広い視野をもって音楽と向き合うことができます。加えて、資格取得や就職活動に向けたフォローアップも手厚いので、将来の方向性も決めやすいと思います。
――これから音楽療法を学ぼうと考えている高校生へのアドバイスがあったらお願いします。
音楽療法は学べば学ぶほど、その魅力に引き込まれる分野だと思います。学ぶことが多い分野なので大変ではありますが、対象者の方と心の距離が近づいた瞬間や、苦手としていることが音楽を通して少しずつできるようになっていると実感できた際には、言葉に表せないほどの感動があります。
自分自身が成長できる仕事だと思うので、少しでも興味を持った方がいたら、是非、体験授業を受けてみてください。皆さんが夢に向かって歩き出せるよう、応援しています。
――Nさん、今日はどうもありがとうございました。
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