音楽学部 │ 聖徳大学

かがやく卒業生(19):音楽療法士の資格を持ちながら、音楽教員として私立中学・高校に勤務するTさん

21.07.21

皆さん、こんにちは。
今回は、音楽療法士の資格を取得し、現在は私立中高で音楽科教員として働くTさんに、古平孝子先生がお話を聞きました。

<Tさんと古平孝子先生>

――Tさんは今、どのようなお仕事をされていますか?

都内にある私立の中高一貫校で音楽教員をしています。現在は中学3年生の担任で、吹奏楽部の顧問もしています。

――聖徳大学音楽学部で音楽療法を学ぼうと思った理由を教えてください。

高校生の時に音楽の道に進もうと決意しましたが、自分が演奏家として生きていくイメージはできませんでした。そのような時に、音楽療法士という仕事を見つけました。

オープンキャンパスで無料体験レッスンを受けたり、話を聴いたりすると、音楽療法士の資格だけでなく教員や他の資格も取ろうと思えば取れたりすることがわかったので、それが決め手となりました。

――大学生活で楽しかったことや大変だったことは?

毎日が本当に楽しかったです。恥ずかしながら、学ぶことの楽しさを大学で初めて知りました。好きなことを追求する、わからなかった謎が解き明かされていく感覚は何にも代えがたいものでした。

音楽療法士資格と教員免許のダブル資格を狙っていたので、当然私の時間割は毎日朝から夕方までギッシリで、それが大変でしたね。でも、休み時間やお昼休みは友達と音楽のマニアックな話ができたので、気分転換にもなりました。音楽の話ができる友達がそばにいることが何よりもありがたくて幸せでした。

――大学生活でどんな力がついたと思いますか?

音楽療法はひとりひとりの力も大切ですが、チーム力や協調性も大切になってくると思います。全員で一丸となって成し遂げなければならないことを、20歳を越えて経験することに意味を感じます。

あとは、社会人になってから改めて実感しましたが、「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)や相手に対するマナーの大切さは大学で鍛えられたと思います。

もう1つ、「降ってくる作業を待つ」のではなく「自分から学びにいく姿勢」これも大学の授業のなかで身についたものです。

――今の仕事で大学時代に学んだことは生かされていますか?

音楽療法も教員資格も実践的な授業が多かったので、「何事もまずはやってみる」という積極的な姿勢、人の前に立つことを躊躇わない姿勢を学んで、それが生かされていると思います。

――高校生の皆さんへ、聖徳の音楽学部の魅力を伝えてください。

実践的な授業が多いのは魅力です。加えて実習の多さも(笑)。なにもかも実践が一番だと思うのでこれは最大の魅力だと思います。

あと、個人的に休憩できるスペース(学食とかパン屋さんとか…)あの空間が好きでした。空き時間にみんなでおしゃべりしたり(笑)。レッスンや授業のほうが絶対に大切ですが、息抜きできるスペースが整っているのは嬉しいです。


<教員として忙しい現在>

――これから音楽療法を学ぼうと考えている高校生へのアドバイスがあったらお願いします。

音楽療法は決して甘い世界ではないです。大学の学びも音楽だけでなく、医学、心理学、福祉学、教育学と幅広い勉強が必要になります。でも、誰かのために、誰かと一緒に音楽を作っていくのはとてもやり甲斐があります。音楽を基礎から学んだり、人を音楽で支援するために必要な音楽技術を磨いたり、音楽好きにはたまらなく奥の深いワクワクする世界です。

音楽療法を学んだら卒業後は音楽療法士の道しかないというわけではなく、本質的な部分はさまざまな仕事に応用がきくと思います。だから大変だとしても、学ぶことを楽しんでほしいです。きっと自分らしい道が見つかると思います。

――Tさん、今日はどうもありがとうございました。

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