音楽学部 │ 聖徳大学

かがやく卒業生(11):今、できることを精一杯やりきれば、結果は必ずついてくる~中学校音楽教員としてがんばっています

21.02.06

今日は、2017年3月に音楽学部を卒業したKさんをご紹介します。


リモート・インタビューをしました

Kさんは 教員4年目 。
はじめの3年間は小学校勤務でしたが、今年度から中学校の音楽の先生になりました。在学中はピアノも歌もお上手で、演奏の方に進むのでは ?というウワサももっぱらでしたが、さて、現在のご様子は?

゚♪゚.★.。O。゚♪゚.★.。O。゚♪゚.★.。O。゚♪゚

――こんにちは!元気そうですね。 今年はコロナで学校もたいへんでしょう。

おかげさまで元気です!
今年度は初めての中学校勤務に加えコロナ禍での授業ということで、初めは少し戸惑いましたが、「今できることをしよう」という前向きな気持ちで取り組んで います。

小学校勤務時代に音楽祭で子どもたちと

――頼もしいですね。最初の緊急事態宣言中はどうされていたのですか?

実は、現在勤めている学校は ICT 推進校なんですよ。すべての生徒にタブレットが渡されているので、休校中もばっちりリモートで授業を行っていました。

左:このようなテキストでICTを勉強、右:リモートで行ったギターの授業

――すごい!生徒さんのご自宅の通信環境は大丈夫なんですか?

はい。それも教育委員会の方ですべて整えてくださいました。

――それなら安心ですね。具体的にどんなことができるのですか?

私は主に 「ロイロノート」という教育アプリを使ってい るのですが、まず授業の動画を撮影して、課題と一緒に生徒に配信しますします。生徒は課題ができたら教師側に送り返してきます。提出されたものは丸つけをして戻すなど、双方向でのやりとりをしていました。

――それはすごいですね。今また感染者が増えてきていますが、卒業式はできそうですか?

はい、なんとか。でも歌は一切歌えません、校歌ですら。今年になってから生徒たちが校歌を歌うのをいっぺんも聞いたことがないんです 。

対面授業では感染対策も万全

――そうですか、寂しいものですね。 今年は音楽の授業や活動は制約が多いと思いますが、教員になってどんな感想をもちますか?

教員生活はとても充実しています!子どもたち が 本気で音楽と向き合ってくれる姿や、生き生きと音楽をしている姿をみると、胸がいっぱいになります。「音楽が楽しい」「先生の歌やピアノが好き」など、そういったことを私に伝えてくれる瞬間に、音楽教員としてのやりがいを感じます。

また、一緒に勤めている先生方に、「音楽の素晴らしさを教えてくれて、ありがとう」「ピアノの音色がとても素敵ね」 「K先生の音楽に対する気持ちがよく分かります」と言っていただけたときは、とても嬉しかったです。

――そうそう思い出した。あなたは本当にピアノが上手でしたものね。 ピアノの方に進まれるのかと思っていましたが、教員になろうと決めたのはいつごろですか?


左:大学での定期演奏会(奥がKさん)、右:海外研修にて

あのこんなことを言ってはたいへん申し訳ないん ですが、 4 年生になって採用試験を受けるときも、まだ「先生になっていいのだろうか」という気持ちはありました。教員になって …2 年目くらいですかね、本当にこの仕事をがんばっていこう、という踏ん切りがついたのは。


謝恩会でピアノ演奏を担当

――そうなんですか!走りながら考えてだんだん気持ちを固めていくタイプですね。2年目に何かきっかけがあったんですか?

前任校で出会った先生方の中に、ロールモデルとなるような素敵な方がいらして、そういった方々との出会いが大きかったです。

――では、 演奏も勉強もがんばっていた大学時代のことを思い出して欲しいんですけれど、そもそもあなたが聖徳の音楽学部を選んだのはなぜ?

小学生の頃から、とにかく1 日中音楽の勉強がしたいと思ってい たんです 。 ピアノを弾くことが大好きで、実はピアノ科に入ろうかとも迷っていました。高校 3 年生のときからお世話になっているピアノの山田昌宏先生や、オープンキャンパスで出会った松井孝夫先生のような、すばらしい先生方のもとで学びたい、と思ったのが聖徳に決めたきっかけです。

左:合唱指揮も経験した大学時代、右:ピアノ漬けになりました

――そうでしたか。 大学生活は期待通りでしたか?

振り返ってみれば 期待通り でした。 1,2年生の頃は 迷いが生じることもあったのですが、 3,4年生になると音楽に触れる機会がたくさんあり、自分の求めていた学びが実現したので、心の底から幸せだったと思っています。

やり切りました!卒業式でクラスメートと

――大学生活ではどんな力がついたと思いますか?

音楽教員になるための基礎的な知識や、実践力がついたと思います。プロの先生方にレッスンしていただいたお陰で、ピアノや歌の実技の力もつきました。

礼法の授業では、社会に出てからの美しいふるまい方や和の精神など、大切なことを学びました。卒業して学校現場に出た今、大学で学んだ全てが活
きています。

――いま、音楽学部には 教員を目指す後輩たち が大勢いますが、そんな学生たちに伝えたいことは?

自分の目標に向かって、「 今 」 できることに没頭してほしいと思います。教員になっても、自分の中にあるものしか子どもたちに還元することはできません。なので、色々なことに興味をもって、経験したり、一歩踏み出して挑戦したり、学生のうちにいろんなことを吸収するすると良いと思います。

――さいごに、ここを見ている 高校生へ、聖徳の音楽学部の「ここがよかった 」という点を教えてください

なんと言っても、先生方がとっても素晴らしいです。こんなに素晴らしい方々に囲まれて音楽を勉強できるのは、本当に贅沢です。こんなに丁寧にしてくださるのかというほど熱心に見てくださるので、学びの環境は十分に整っていると思います。

ぜひ、聖徳の音楽学部で充実した大学生活を送り、その先の夢や目標に繋げて欲しいと思います。

謝恩会でお世話になった先生方と

――今日は、お忙しい中を、ありがとうございました。音楽教員として益々のご発展をお祈りしております。

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